ボーイズグループTHE BOYZのソヌが人間性をめぐる議論に巻き込まれるなか、先輩にあたるAFTERSCHOOL出身の女優ナナが公開的に非難したことが注目を集めている。
これに対してソヌは「呆れて言葉も出ない」と反論した。
ナナは4月13日、ファンとのコミュニケーション用プラットフォームを通じて、「私のコメントについて話しているようだけど、私自身も自分のインスタに書かれた悪質コメントや謝罪を求める投稿を見て驚いた」と語り、「わざと記事にしてほしくて書いたコメントではなかったけれど、こんなふうに話が大きくなってしまって少し気にしている」と語り始めた。
続けて「短い動画だけを見て人を判断するのは良くないことだが、私はその人をこういう人間だと断定したのではなく、彼の行動がとても無礼に見えたし、私にとってはかなり衝撃的な映像だった」とし、「だから、その言動そのものについて、あの行動は正しくないと感じ、叱られなければならないねという私の感情を書いただけだ」と述べた。

特にナナは「落としたエアポッズを見て、私のエアポッズだとみんなに聞こえるように大きな声で言っていた。数歩も離れていないところに目線を向けたまま、彼は一歩も動かなかった」とし、「誰に拾ってこいと言ってるのか。動けない状況だったのか。年の差が大きいかもしれない人に、警護員という理由で? 自分の手や足になってもらわなければならないのか。自分が落とした物に自分のところへ歩いて来いと言ったのか」とソヌの行動を批判した。
またナナは、「いや、私は動画をそういうふうには見なかった。しかし見間違えた可能性もある。誰だってある状況では誤解を受ける可能性があるのだから。だから、動画を何度も何度も見返した」とし、「私は彼が誰なのか知らないが、もし私の隣にそういう人がいたなら、私は今と同じように言っていたと思う。“叱られなきゃね”と。それに加えて“そういう行動はどこで習ったの?”とも言ったと思う」と自身の考えを明かした。

一方、ソヌも同日、ファン向けのプラットフォームを通じて「そう見えた点について自分で反省しようとしたけど、その数秒の映像で一線を越える悪質なコメントを書く人たちに言いたいことを言っただけで、こんなに悪口を言われるなんて……人々は本当に怖い」と述べた。
さらに「度を越してる。何も言わずにやり過ごせということか。黙ってたら心が腐りそうだから話すことにした。こういうのも嫌だというTHE B(ファンダム名)もいるだろうが、本当にごめん」と吐露した。

続けて「悪口を言われるのは慣れてるから。僕のことはもう心配しないでほしい。本当に大丈夫だから。彼らは気分を害するかもしれないけれど、数秒見ただけの人たちより何年も僕を見てきたTHE Bのほうが僕をよく知ってるから」とし、「僕が横柄で悪い人だと誤解されないように。だからTHE Bがこんな釈明をしなくてもいいように、表面的に見ても“紳士だね”と思ってもらえるような行動を見せられるようにもっと努力する。これからも直していかなければならない部分だと思っている」と語った。
また「でも本当に、裏でも絶対にそんなことしないし、目の前にファンがたくさんいるのに、正気で警護員さんに向かって、エアポッズを拾ってこいと叫ぶと思うか。本当に呆れて言葉も出ない」と、自身に向けられた態度をめぐる論争に対して無念さをにじませた。
最近、ネット上には、ソヌが移動中に落としたイヤホンを自分で拾わずに「俺のイヤホン」と叫んでその場にとどまり、警護員が代わりに拾って手渡したという映像が拡散された。ソヌはそのイヤホンを片手で受け取っていた。
この映像がSNS上に広まった後、ナナは「叱られなきゃね」とコメントし、あるネットユーザーが「ほんの数秒の短い映像だけを見て人を決めつけて、公人としてそんなコメントをするのは本当に失望だし、思慮が足りないように見える。芸能界の先輩でしょう。そういうことがどれだけ本人にとって辛いかご存じのはずなのに、軽々しくコメントしないでください」と反論すると、「一を見て十を知る」と返答した。
芸能人が他の芸能人に関する議論や映像に対して、公に意見を表明するのは極めて珍しいことであり、ナナの発言は話題となり、ソヌの人間性をめぐる論争はさらに激化している状況だ。
(記事提供=OSEN)
◇ナナ プロフィール
1991年9月14日生まれ。2009年にAFTERSCHOOLのメンバーとしてデビュー。もともと美貌に定評があったが、2014年の「世界で最も美しい顔100人」で1位になったことをきっかけに韓国を代表する“美女スター”となった。2016年にドラマ『グッドワイフ』の韓国リメイク版で女優としての才能を開花させ、以降は主演級女優として活躍中。