4月1日にちなんで、企業アカウントが“エイプリルフールネタ”を続々と投稿している。持ち帰り弁当の大手チェーン「ほっかほっか亭」もそのひとつだ。しかし同社のエイプリルフールにちなんだ投稿が、今ネット上で物議を醸している。
「ほっかほっか亭」はこの日、「#エイプリルフール」とハッシュタグを添えて、「お客さま各位」「本日より全国のほっかほっか亭 全店舗にてライスの販売を停止します。誠に申し訳ございません」と投稿。合わせてマスコットの店員キャラクターが頭を下げているイラストも掲載した。
さらに続けて更新された別のポストでは、「ライスの販売停止について」と綴られた書面を添付。文書には「いつもほっかほっか亭をご愛顧いただきありがとうございます。ほっかほっか亭総本部取締役の佐藤健輔です。本日、令和7年4月1日より米の価格高騰を鑑みて、全国のほっかほっか亭 全店でのライスの販売を停止します。ほっかほっか亭の弁当に使用しているライスは、国産米100%、季節によるベストなおいしさを求め、年に何度もブレンドを変えております。『お米だけでもおいしい!』思わずそう叫んでしまうほど、ほっかほっか亭は米に対して絶対的な自信をもっておりますが…、これ以上は、価格高騰の波に抗えなくなりました。ライスの代わりといってはなんですが、おかずトリオやオードブルをご購入いただけますと幸甚です」などと記されている。
この一連の投稿をめぐり、ネット上では「いや、これは笑えん」「嘘か本当かわからないネタはネタではないんよ」「おこめ事情で騒がれてるご時世ですから、エイプリルフールネタとはわかってても笑えなかった」「これはちょっと、エイプリルフールだと分かっていても怖い」などのコメントが殺到。“ほっかほっか亭”が一時X(旧Twitter)のトレンドを飾るほど話題を呼んでいた。
現在日本では、昨年夏ごろから発生した米不足が問題視されている。長引く「令和の米騒動」を受けて、石破茂首相は1日の記者会見で、政府備蓄米の追加放出に意欲を示していた。