私立恵比寿中学が3月20日、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブ「私立恵比寿中学 15th Anniversary 大学芸会 2025~LOVE&BRAVE~」を開催。約15,000人の観客が集まり、同グループ史上最多の動員数を記録した。
ライブの幕開けを飾ったのは、人気ナンバー「サドンデス」。続いて「イート・ザ・大目玉」「キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~」「シンガロン・シンガソン」と、息つく間もないセットリストが展開され、観客は早くも熱狂の渦に飲み込まれた。
最初のMCでは、風見が「みなさーん!こんにちはー!」と元気いっぱいに呼びかけ、メンバー全員が「私立恵比寿中学、略してえびちゅうでーーす!」と挨拶。安本が「ついに!!帰ってきました!さいたまスーパーアリーナー!!!」と声を張り上げると、会場から大歓声が巻き起こった。真山は「2年前にみんなに掲げた目標、さいたまスーパーアリーナに再び立つことを、みんなのおかげで叶えられました!ありがとうございまーーす!」と感謝を伝え、桜木は「私たち妹メンバーは初さいたまスーパーアリーナでーーーす!」と初めての大舞台に胸を弾ませる。





加入同期ごとの“期別ユニット”が登場するコーナーでは、桜井えま×仲村悠菜のユニットは「すたーてぃん」を披露し、桜木心菜×小久保柚乃×風見和香の3人は、MHRJ(マハラージャン)が手がけた「王様の耳はパンの耳」を歌唱。そこから小林歌穂×中山莉子の“かほりこ”ユニットによる「君のそーゆーとこ」、真山りか×安本彩花のユニットによるバラード「明日」が披露された。




そして会場のスクリーンにこれまでの歩みを辿るヒストリームービーが写しだされると、2010年に発表された初のオリジナル曲「えびぞりダイアモンド!!」が流れ、真山が「ここからは、私たちと一緒にえびちゅうの歴史を振り返っていきましょう!今日からみんなも古参の仲間入り!」と呼びかけ。「チャイム!」「売れたいエモーション!」と懐かしい楽曲が続き、メジャーデビュー曲「仮契約のシンデレラ」が流れると観客のテンションは最高潮に達した。
興奮が冷めないうちに、ヒストリームービーの続きの物語がさらに進展。「フレ!フレ!サイリウム」ではメンバーがトロッコに乗ってステージを飛び出し、会場を巡りながらファンとの距離を一気に縮める。


終盤では仲村が「寂しいですが、次の曲が最後の曲になります。次の曲は、私立恵比寿中学の15年間の想いが詰まった、大切な大切な曲です。私たちもこの曲に背中を押してもらえましたし、歌い続けることで皆さんの背中も押すことができると信じています。過去も未来への想いも全て込めて歌います、私たちからの愛を受け取ってください」と語り、昨日発売された15枚目シングルの表題曲「SCHOOL DAYS」を披露した。
アンコールは、「未確認中学生X & 仮契約のシンデレラ」REMIXに合わせたダンスバトルでスタート。メンバーは2つのチームに分かれ、観客も右と左に分かれて、TikTokで話題の振り付けを取り入れたダンスバトルが繰り広げられた。そして次曲の「ボイジャー」が始まるとメンバーが一斉にアリーナに降り、サイリウムをバトンのように交互に回しながら歌い上げ、アリーナを一周しステージに戻ると、2023年の春ツアーで交わした約束の“メッセージゴールテープ”を切った。

ラストの「青い青い星の名前」では、観客とメンバーが一体となって感動的なフィナーレ。最年長の真山は「最初は9人だったけど、かほりこが入って、10年経ってまた9人。全く違うメンバーでここに帰ってきました!ここからさらに次の目的地へと進んでいきます!皆さん、ついてきてくれますか?次はアリーナツアーを目指します!」と力強く宣言した。
