【インタビュー】SKE48、初12人選抜で挑むシングルへの想い語る「改めて恩返しができれば」

エンタメ音楽

2025年3月12日（水） 08時15分

注目記事

　SKE48の34thシングル『Tick tack zack』が3月12日にリリースされる。

　同楽曲は、限られた時間の中で“恋の駆け引き”がめまぐるしく進む様子を、リズミカルなサウンドにのせて描いたダンスナンバー。選抜メンバーはavexリリースシングルでは最少人数の12名で、メンバーそれぞれの個性を最大限に活かした切れ味のある振付にも注目だ。

　今回は、選抜メンバーから野村実代、浅井裕華、菅原茉椰、河村優愛にインタビューを実施。新曲のことはもちろん、16周年という節目を迎えての思いなど、彼女たちの“これから”についても存分に語ってもらった。

ーー新曲の聴きどころ・見どころを教えてください

菅原　3分ほどの短い曲なんですが、“Tick tack zack”のフレーズが半分以上を占めるくらい繰り返されていて、リピートしたくなる中毒性の高さが見どころです。気づいたらあっという間に終わっちゃうので、また何度も聴きたくなる魅力があると思います。

浅井　タイトル通りチックタック（Tick tack）という“時計の音”をイメージしたサウンドが入っていて、スピード感も抜群です。時間が進んでいる中でも“恋の駆け引き”がグッと進んでいる感じが歌詞にも出ているので、そこに注目してもらえたら嬉しいです。

野村　リズミカルでクセになるメロディーなので、何度もリピートしたくなる楽曲になっています。今回は12人選抜ということで、一人ひとりの声も聞きやすいんじゃないかなと思います。歌詞には主人公の切なさや葛藤、好きな人を追いかける姿勢が描かれています。私は“ファンの皆さんと自分”に投影させながら聞いているんですけれど、わがままな性格な私を追いかけて応援してくれるファンの方が「愛しいな」という気持ちで聞いています。

河村　私にとっては初めてシングル表題曲の選抜メンバーとして声が入る作品で、とても思い入れがあります。テンポが速くて今っぽい雰囲気と、恋の駆け引きを同時に追いかけるような面白さがある曲だと思います。

ーーダンスの振付は「秒針を表現する手の動き」が印象的ですね。実際に踊ってみて難しかった部分や注目のポイントはありますか。

菅原　3分くらいの楽曲になっているので、少しでも遅れると「あ～、もう追いつけない！」って思っちゃうくらいです。短い曲だからこそ、気を抜けない楽曲になっています。メンバーごとにいろんな部分で違う動きをしているので、細かいところまで観て楽しんでもらえたら嬉しいです。

浅井　12人だからこそできる縦一列や横一列のフォーメーションがあって、そこは見ていて迫力があると思います。サビが特に早いので、私自身は振り覚えに苦労したんですけど、TikTok向けの“ティックタックダンス“もあるのでファンの方にも真似していただけたらいいなと思います。

ーーShort動画でも流行りそうなダンスですよね

浅井　はい！振り付けもShort動画向けにこだわった部分もあるので、ぜひファンの皆さんに真似していただければと思います。

ーーMVでお気に入りの箇所はありますか？

野村　私がお気に入りなのは“その眼差しは”って歌う部分ですね。そこで私と、佐藤佳穂ちゃんと、菅原茉椰ちゃんが一緒に歌っているんですけれど、「急にお姉さん出てきた！」という部分があって（笑）。そこから急に雰囲気が変わるのを表現できたらな、と思って踊りました。また、今回初選抜の伊藤虹々美ちゃんと一緒に歌う箇所もあるので、フレッシュさと大人っぽさの対比を見ていただけると嬉しいです。

河村　“一秒過ぎる度どちらが優位か変わってしまう”という歌詞で、坂本真凛さん、伊藤実希さん、浅井裕華さん、私の4人がペアでオルゴールの人形みたいな動きをするところがお気に入りです。サビも全ての音に細かく振りが入っているので、そこも注目してもらえたら嬉しいです！

ーー16周年を迎えて新チーム体制へ移行しますが、今の率直な気持ちを教えてください。

菅原　私はドラフト制度でTeam Eに指名されてからずっとTeam Eだったのですが、新体制ではTeam KIIなので、Team Eから卒業することが正直寂しいです。でも、新しく出会ったTeam KIIの仲間と、新しく作り上げるTeam KIIがとても楽しみです！Team KIIでも“のびのび”やっていければと思うので、Team KIIのメンバーも“のびのび”に巻き込んでいければいいなと感じています（笑）

浅井　私は変わらずTeam Eですが、もともとのTeam Eメンバーは減っちゃいます。今のTeam Eの良さは“負けず嫌いだけど仲間思い”だと思っているので、そういった良さをしっかり引き継いでいきたいです。今度は私が先輩として引っ張っていく意識を持たないとなと思っています！また、カップリングで収録されるTeam Eの『心よ　声を上げろ！』も、自分が心の中で思っていることや“魂”みたいなものを、声を上げてぶつけていく楽曲になっています。なので、自分自身の熱い気持ちを新しいTeam Eに伝えて、いいチームにしていければと思っています。

野村　私は引き続きTeam Sなので変わらず頑張っていこうと思いますが、中にはTeam Sへ移行することでガラッとチームの雰囲気が変わるってメンバーもいると思います。今の時点で、Team Sの武器は“華やかさ”だと思っていますが、新メンバーが加わることでTeam Sの今までにない武器が見つけられるんじゃないかと感じています！

河村　私は今回初選抜と同時にTeam Eへの昇格が決まりました。正規メンバーになるのが目標だったので、ものすごく嬉しいです。Team Eにはアンダーデビューでお世話になってきたので、これからは正式にメンバーとしてダンス企画などいろいろ挑戦したいと思っています！

ーー（河村さんへ）初選抜が発表された時、先輩やファンの方々の反応はいかがでしたか？

河村　本当にみんなびっくりしていて、私自身もびっくりしていて。でも、“絶対に優愛ちゃんが入ると思ってたよ”と言ってくれる方も多かったです。この選抜メンバー入りはファンの皆さんがずっと支えてくれたおかげだなと実感しています。これからも感謝の気持ちを忘れず、いろんなことに挑戦していきたいです。