大泉洋「日本のスーパーヒーロー、三船敏郎を意識」 主演映画『室町無頼』での挑戦を語る | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

大泉洋「日本のスーパーヒーロー、三船敏郎を意識」 主演映画『室町無頼』での挑戦を語る

エンタメ 映画・ドラマ
注目記事
映画『室町無頼』1月17日公開/IMAX 1月10日先行公開 配給:東映 原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会
  • 映画『室町無頼』1月17日公開/IMAX 1月10日先行公開 配給:東映 原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会
  • 映画『室町無頼』1月17日公開/IMAX 1月10日先行公開 配給:東映 原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会
  • 映画『室町無頼』1月17日公開/IMAX 1月10日先行公開 配給:東映 原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会
  • 映画『室町無頼』1月17日公開/IMAX 1月10日先行公開 配給:東映 原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会
  • 映画『室町無頼』1月17日公開/IMAX 1月10日先行公開 配給:東映 原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会

 1月7日、映画『室町無頼』の会見が外国特派員協会にて実施され、主演の大泉洋、監督・脚本の入江悠が登壇。“本格アクション時代劇”にかけた想いと魅力を熱く語った。

(C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会
(C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会

 試写上映後、会場から大きな拍手で迎えられた大泉は、「世界で日本の時代劇が盛り上がっていますので、『室町無頼』も世界に羽ばたく映画になったらいいなと思っています」と挨拶。入江監督も、「『室町無頼』は完成までに8年かかっていて、僕の作品では最長。今回は大泉さんと登壇できて本当に嬉しいです」と述べた。

 MCから完成まで年月がかかった理由について聞かれると、大泉は「コロナ禍があったり、私と堤さんのスケジュールが合わなかったりと、色々な要因があって8年かかってしまった。8年前は43歳だったわけですが、8年でこんなにも驚きました(笑)。激しい立ち回りで満身創痍にで、そういう点では是が非でももっと早くやらなくては行けない映画だった」と笑いを交えて回答。そして入江監督は、「大泉さんの答えに追加すると、東映の大作でも無理じゃないですかというくらいエキストラが多い。そして野外戦ではなく京都の市街戦があり、それを撮ることができる場所を探していたら年月が経ってしまった」と答えた。

(C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会

 会場の外国人特派員からの質問では、大泉が演じる蓮田兵衛と、盟友であり宿敵となる骨皮道賢(堤真一)の関係性について尋ねられることに。そこで大泉は、「兵衛と道賢は一緒に若い頃行動して、楽しいことも悪いこともした仲の良い間柄。日本は特に、会社での役割や肩書きで対立してしまったりしてしまうのかなと思います。もちろん今は違いますが、侍は『死』が身近にある時代。簡単に死んだり、殺してしまう。昔は仲が良かった二人が殺し合わなければいけない。そういう関係になってしまうのが物悲しいけれど、それが日本の時代劇を作るのに面白い部分。お互いの立場があるから戦うしかない、という部分を大事にして演じました」と、演技の方針について明かした。

(C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会

 また、“笑いの間”の演出についての質問に、入江監督は「笑いの間合いは監督が演出で狙えるものではないので、大泉さんのものだと思います(笑)。兵衛の弟子となる才蔵役の長尾謙杜くんとのシーンでは、大泉さんとは『二人の思い出になるようなことがあるといいよね』という話をしていて、大泉さんの演技を長尾くんが受けるというのが現場で膨らんで行ってすごく楽しかったです」と現場を振り返った。

 大泉は、いつもとは違う役柄であることについて質問されると、「よく私がコミカルな役が多いとご存じでしたね」とひと笑い取りつつ、「このようなヒロイックな役は初めてだったので日本のスーパーヒーロー、三船敏郎を意識して、『椿三十郎』のセリフ“斬られりゃ痛えぞ”を真似をしてました。トシロウ・ミフネを追い続けてました。『斬られりゃ痛えぞ』、真似してください」と答えた。

 一方で、「黒澤明監督や『子連れ狼』、セルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウエスタンへのオマージュはあるのでしょうか?」という質問に、入江監督は「ご指摘いただいたとおり、兵衛を大泉さんが演じるにあたって最初に思い浮かべたのは『用心棒』でした。大きな使命感を持っているわけではなく、風と共に訪れて去っていく。『用心棒』がマカロニ・ウエスタンに影響を与えて、僕はマカロニ・ウエスタンが大好きなので今この時代に返す、という循環が面白いなと。先ほど大泉さんが『三船を心に秘めて演じた』と言っていましたが、同じものを追い求めている感じがしてとても嬉しいです。映画ではとてつもない風を吹かしていて、それも『用心棒』をイメージしました。セリフが聞こえないとキャストからは苦情はありましたが(笑)、黒澤も同じだったのかなと。IMAXだと風が靡いているのが見えるので、観てもらえてたら嬉しいです」と語った。

(C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025「室町無頼」製作委員会

 最後はMCが「時代劇はこれで最後になりますか?」と質問。大泉は「これから時代劇しかやらないかもしれません!」、入江監督は「時代劇が大好きなのでこれがヒットしてまた作れることを願っています。大泉さんにはこれに懲りずまた殺陣をやって欲しいです」と答え、会場からは大きな拍手が起きた。

 なお、映画『室町無頼』の公開日は1月17日を予定しており、IMAXでは1月10日に先行公開される。

《ハララ書房》

Amazon売れ筋ランキング

【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top