『武田玲奈10周年記念写真集 SISU』の発売を記念したイベントが、12月8日に開催された。イベント前の会見には、俳優として映画やドラマ、舞台で活躍する武田玲奈が登場した。
同作は、サウナ好きとして知られる武田が、サウナの母国・フィンランドでオールロケを行った念願の写真集。今回初めてフィンランドを訪れた感想として、「すてきな国で、日本の次に住めるなと思いました。すごくきれいで、自然も壮大で豊かで、大好きなサウナもたくさんあって。しかも、サウナに対しての感覚が日本と違っていて、より人々に近いように感じました」と振り返った。
撮影ではヘルシンキ最古の公衆サウナ「コティハルユン サウナ」や、ビスマル湖ほとりの「サウナヴィレッジ」など、各地の美しい自然の中でさまざまなサウナを体験。その体験について、「日本だと、『サウナに行くぞ』と気合を入れる感じがあるのですが、フィンランドはすごく寒い国なのでサウナが当たり前というか。家族みんなで一緒に入ってその日あったことを話すみたいで、生活の一部になっているのがいいなと思いました。フィンランドのサウナは温度もそこまで高くなくて、みんなでロウリュの音を聞きながら入っているのがとてもよかったです。プライベートでも、旅行でまた行きたいです」と大満足したことを明かした。
写真集のお気に入りカットについては、青いニットを着た姿で、青い花の中からカメラを見つめる1枚を挙げる。「島で撮影したのですが、青いお花に囲まれていて、その時青いニットを着ていたので、ちょうどいいねということで撮りました。何気なく撮った写真なのですが、出来上がりを見てみたら光の入り具合が幻想的な雰囲気に仕上がっていて、一番好きなカットになりました」とうれしげに語った。
さらに12月14日から12月22日にかけてhmv museum 渋谷5で開催される「武田玲奈10TH ANNIVERSARY BOOK SISU 発売記念展示会」についても、「いろんな写真を展示していたり、写真集のオフショットを使ったオリジナルグッズもあったりと盛りだくさんな内容になっているので、ぜひ遊びにきていただきたいです」とアピールした。
また武田は芸能活動10周年を振り返り、「10年も経ったという気があまりしなくて、いつの間にか経っていたなと感じます。振り返ってみると、いろんなことを経験させていただいたなとすごく思います」としみじみ。これからの10年をどう過ごしたいかと尋ねられると、「今のお仕事を、健康に、永く楽しく続けていけたら」とほほ笑んだ。
そして2024年については、「いろんな作品に携わらせていただいて、ドラマも映画も舞台も色々経験させていただいた」「舞台中に体調を崩してしまった時に、カンパニーの温かさというか、人の思いに触れました。今年は人や縁に恵まれた年でした」と明かし、来年の抱負については「今年ご一緒させていただいた方とまた共演する機会があって、ご縁が繋がっていっています。来年は舞台も決まっていて、私にとってチャレンジングな作品になると思うので、頑張りたいです」と意気込んだ。
最後は、ファンに向けて「今回、『武田玲奈10周年記念写真集 SISU』を発売いたしました。私の10年をかけた1冊になっていると思います。フィンランドの美しい自然の中で、アートな私をきれいに撮っていただいて、また新しい一面を見ることができると思いますので、ぜひ手に取ってください」と呼びかけ、会見を締めくくった。
