韓国発<新感覚>憑依ホラー『憑依』のメイキングカットが解禁された。
昨年韓国で公開され、公開初日から6日間連続で観客動員数第1位を記録した同作は、邦題を『憑依』として新宿ピカデリーほか全国で本日公開となる。主演は『ベイビー・ブローカー』『新感染半島 ファイナル・ステージ』で知られるカン・ドンウォン。同名タイトルの人気ウェブトゥーンを原作とし、『別れる決心』『パラサイト 半地下の家族』で助監督を務めたキム・ソンシクが監督を務める。


今回解禁されたメイキングカットでは、自らスタントシーンをこなすカン・ドンウォンの姿や、撮影現場で笑顔を見せるキャストらの仲睦まじい様子が映し出されている。ホラーでありながら、悪鬼を祓う場面では迫力あるアクションシーンも見どころの一つだ。クレーンに吊り下げられ真剣な表情を見せるカン・ドンウォンの姿も確認できる。
撮影監督のヤン・ヒョンソクは「カン・ドンウォンさんは特有のシルエットがあるので、後ろ姿だけのシーンでも全てご本人がスタントをこなした」と語り、主演自らアクションシーンに挑戦したことを明らかにした。


また、同作はいつどこで誰に憑依するか分からない憑依ホラーを描いた作品だが、撮影現場では豪華俳優陣が笑顔で和気藹々とした様子を見せた。主演のカン・ドンウォンは「魅力的な俳優ばかりで撮影はとても楽しかったです。それに、僕はもともと剣を使ったアクションが得意なんです」と語り、霊が視える女性を演じたイ・ソムは、ドラマ「ヒーローではないけれど」でも話題の妹役のパク・ソイについて「ソイちゃんは純粋で可愛らしい子ですが、撮影になるとすぐさま変わる姿に驚きました」と現場での様子を伝えた。


強大な敵として立ちはだかるホ・ジュノについて、カン・ドンウォンは「ホ・ジュノさんとは前からご一緒してみたかったのですが、今回お会いして圧倒的なカリスマ性を感じました」と語り、監督は「梵天という人物は妙な魅力があり、それはホ・ジュノさんにしかできないと思いました」と全幅の信頼を寄せた。
【STORY】
霊が全く視えないインチキ祈祷師のチョン博士(カン・ドンウォン)は助手のインベ(イ・ドンフィ)と共に言葉巧みに依頼人を騙し、除霊と称した儀式でお金を儲けていた。ある日、ユギョン(イ・ソム)という若い女性から悪霊が取り憑いた妹(パク・ソイ)を助けて欲しいという依頼を受ける。いつものように偽の除霊を行おうとすると、妹の人間離れした動きと気配からチョン博士の持っていた鈴と七星剣が反応する。実はチョンは伝統ある祈祷師の末裔で、過去に起きた忌まわしい出来事により素性を隠して生きていた。チョンとユギョンはさらわれた妹を取り返すために悪霊と対峙するが、霊の正体は古くからいる悪鬼で人間を器(うつわ)に次々と憑依して襲い来る。いつどこで誰に憑依するか分からない恐怖のなか、やがてチョン自身にまつわる重大な秘密も明らかとなり…。
『憑依』は2024年9月6日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー。