阪神甲子園球場100周年!聖地を支える人々の献身と愛情を追う……『情熱大陸』 | RBB TODAY
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阪神甲子園球場100周年!聖地を支える人々の献身と愛情を追う……『情熱大陸』

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 8月25日夜11時からの『情熱大陸』は、阪神甲子園球場編を放送する。

 日本一有名な野球場、甲子園。その場所が聖地と呼ばれるのは、少年を大人にする舞台であり、伝統の戦いを彩る劇場であり、そして、歴史の証言者でもあるからだろう。

 今月、100歳を迎えた。この節目に、聖地を支える現場を8か月にわたって見つめた。

 1月、阪神園芸の職員たちが白い息を吐きながら、内野の土を耕運機で掘り返していた。甲子園のグラウンドを36年間守り続けてきた金沢健児は「春までの3か月が、その年のグラウンドの命運を握っている」と語る。彼らが目指すのは「"水はけ"と"水持ち"のいい」グラウンド。自然と格闘しながら、二律背反に挑み続けてきた。ファンの間で語り草の"神整備"には、気の遠くなるような準備がある。

 3月、センバツ高校野球やプロ野球のオープン戦を目前に控えたこのころには、場内放送を担当して14年目の窪田真子が後輩への技術指導を行っていた。選手名のアクセントやアナウンスのテンポなど、先人から受け継いできたものはあまたある。場内放送が始まって70年余り、彼女らの「声」は紛れもなく甲子園を彩っている。

 プロ野球だけで年間のべ300万人近くの観客が集まる。25年前から球場の安全を守り続ける警備隊長の中本景久は、管理職への昇進を拒んでまで愛する甲子園の現場に立ち続ける。願いは「何も起こらず、楽しく帰ってもらうこと」、だが、そんな思いをよそに思わぬ一報が届く。

 そして今月1日、100周年を記念する伝統の一戦が幕を開ける。

 一世紀にわたり球児たちの憧れであり続け、いまも人々を魅了してやまない甲子園球場。戦争、震災、コロナ…幾多の悲しみを乗り越え、変わらず聖地であり続ける背後には、連綿と繰り返される営みと、支える人たちの深い愛情がある。

《櫻井哲夫》
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