寅子、久藤から意見を聞かれるも「スン」…『虎に翼』第46話 | RBB TODAY
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寅子、久藤から意見を聞かれるも「スン」…『虎に翼』第46話

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 4日放送の連続テレビ小説『虎に翼』第46話では、寅子(伊藤沙莉)が仕事が思うようにいかず悩む。

 民法の「親族編・相続編」の改正案を手渡されて読んだ、寅子。そこには「婚姻は双方の合意のみによって成立する」「配偶者の選択や離婚、財産の相続、住所の選定などに関しても夫婦は同等の権利を持つ」など、個人の尊厳と両性の本質的平等が基本となっていた。

 久藤(沢村一樹)から、前の民法との比較について聞かれた寅子は、「さっきから、この喜びを分かち合いたかった人たちの顔が次々と浮かんできて…」と感動。「憲法に書かれている全ての国民は平等とはこういうことなのかと」と納得する。

 これに久藤(沢村一樹)は、寅子が新しい民法にすでに満足してしまっているように思えたのだろう、「君、思ったより謙虚なんだね」「新民法に対する不満はゼロ?」と尋ねる。より建設的な意見が欲しかったようだ。

 寅子は、家族や、去っていった仲間のためにも、変な波風は立てたくなかった。それでも久藤は積極的に寅子に感想をあおごうとするも、寅子は、かつてのように「はて?」と自己主張できず、やはり「スン」となってしまう。

 その夜、寅子が夕食の席で「明日からもっと自分の意見を言っていかないと。GHQの人にも、もっと自分の意見を伝えるべきだった」と反省する。だが、花江(森田望智)の心中は複雑だ。夫の直道(上川周作)を戦争で亡くしていることもあり、「仇の国」の人と寅子が仕事をしているからだ。それを涙声で聞かされて、またもや思い悩む寅子。花江には「お給料もらったら何か贅沢なもの、食べに行きましょうか」と励ますよりほかなかった。

 明日5日放送の第48話。民法が改正されれば多くの人が混乱すると語る神保(木場勝己)。寅子(伊藤沙莉)は花江(森田望智)を思い出し、強く反対意見を言えない。寅子は広く意見を募るために婦人代議士・立花幸恵(伊勢志摩)らの集まりに参加するが、自分は一度弁護士をやめたということから後ろめたい気持ちを感じてしまう。
《杉山実》
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