美空ひばりさんの生前の様子が、2日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で紹介された。
ひばりさんが亡くなって35年。この日は長男の加藤和也とともに、ひばりさんの親友でテレビプロデューサーの石井ふく子が登場。不世出の歌姫の思い出を語り合った。
そんな石井は、ひばりさんから生前届いたという手紙を読み上げた。そこには、気力がだんだんと弱くなり、「歌心を失った私は無です」と、好きだった歌が自分の中から消えそうになっていること、また病魔に襲われて「今、息をしていることすら不思議」とつづられていた。それでも医師を信じて治療に励むとも誓っていた。
この手紙はひばりさんが亡くなる数日前に届いたそうで、石井は涙しながら、「これが最後の手紙とは思わなかったです。あのころを思い出すとつらいです」と話していた。