目次:
・公式サイト
・あらすじ
・配信プラットフォーム
・キャスト
・見どころ
・関連記事
■筆者プロフィール
山根由佳
執筆・編集・校正・写真家のマネージャーなど何足もの草鞋を履くフリーライター。洋画・海外ドラマ・韓国ドラマの熱狂的ウォッチャー。観たい作品数に対して時間が圧倒的に足りないことが悩み。ホラー、コメディ、サスペンス、ヒューマンドラマが好き。X(Twitter):@ymndayo
山根由佳
執筆・編集・校正・写真家のマネージャーなど何足もの草鞋を履くフリーライター。洋画・海外ドラマ・韓国ドラマの熱狂的ウォッチャー。観たい作品数に対して時間が圧倒的に足りないことが悩み。ホラー、コメディ、サスペンス、ヒューマンドラマが好き。X(Twitter):@ymndayo
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公式サイト
公式サイト:무빙
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あらすじ
“超能力を隠して暮らしている子供たちと、つらい過去を胸に秘めて生きてきた親たちが、時代と世代を超えて、迫り来る巨大な危機に共に立ち向かう超能力ヒューマン・アクション・シリーズ。”(出典:ディズニープラス)
配信プラットフォーム
2023年9月現在、日本ではディズニープラスにて視聴可能。
キャスト
キム・ボンソク役:イ・ジョンハ
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『新米史官ク・ヘリョン』『それでも僕らは走り続ける』『わかっていても』などで存在感を表わしてきたイ・ジョンハが主人公を好演。ボンソクは飛行能力を隠すべく目立たぬよう生きてきたが、転校生ヒスとの交流によって変わっていく。
チャン・ヒス役:コ・ユンジョン
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ファンタジーロマンスドラマ『還魂』パート2で主役を務めたことが記憶に新しいコ・ユンジョンが、ボンソクやガンフンの心を揺さぶる転校生役に。再生能力を持っており、複数人との喧嘩でタコ殴りにされても最終的には無傷に。
イ・ガンフン役:キム・ドフン
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ボンソクとヒスの同級生イ・ガンフン役を演じるのは、『今日のウェブトゥーン』で天才新人作家役に扮していたキム・ドフン。怪力と高速移動の能力を持つ優等生で、ボンソクとヒスの仲に嫉妬している様子。
イ・ミヒョン役:ハン・ヒョジュ
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ボンソクの母で超人的な五感を持つイ・ミヒョンを演じるのは、『ビューティー・インサイド』などのハン・ヒョジュ。彼女にしては珍しい『トンイ』ぶりの母親役だが、ボンソクへの慈愛に溢れた眼差しを見る限りハマり役。
キム・ドゥシク役:チョ・インソン
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その飛行能力を最大限に発揮して90年代に工作員として暗躍していたが、一転して追われる身になったボンソクの父キム・ドゥシク。演じるのは、本作が待望のドラマ復帰作であるチョ・インソン(『モガディシュ 脱出までの14日間』など)。
チャン・ジュウォン役:リュ・スンリョン
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ヒスの父チャン・ジュウォンを演じるのは、リュ・スンリョン(『キングダム』など)。再生能力を活用して極道を歩んだ後、その能力を見込まれ国家組織でドゥシクの相棒に。その間、最愛の人との出会いと別れを経験する。
イ・ジェマン役:キム・ソンギュン
ガンフンの父を演じるのは、『D.P. -脱走兵追跡官-』が記憶に新しいキム・ソンギュン。子ども想いの穏やかな父親だが、彼もガンフン同様の能力の保有者。そのにっこり笑顔の裏側にどんな過去が隠されているのか、今後明かされていくことだろう。
見どころ
1. 青春、アクションノワール、ヒューマンドラマが絶妙に融合
最初に描かれるのは現代。思春期真っ只中のボンソクとヒスが出会い、互いの秘密を分かち合い恋仲に。しかし、優等生ガンフンによって三角関係に発展する予感……? その合間に登場するのが、殺し屋フランク。「子どもはいるか」と聞き回りながら、能力者たちを確実に仕留めていく。そして8話以降は90年代に遡り、ボンソクとヒスの両親たちによる悲しく美しいラブストーリーが紡がれる。青春ドラマにアクションノワール、ヒューマンドラマ、ラブストーリーが溶け合った、「ギフトセットのようなドラマ」(byパク・インジェ監督)だ。
2. 『HEROES/ヒーローズ』を彷彿とさせる空気感
各配信サービスが登録者数の奪い合いにしのぎを削る中、莫大な予算を投下した目玉コンテンツであるヒーロー作品は、最後まで視聴させるためにスピード感を重視し、粗のある内容を視覚的効果でカバーしているように感じることもしばしば。対して『ムービング』が打ち出すテンポは、とても心地良い。各キャラクターたちを深く掘り下げているので、彼らが私たちの人生でもあり得る出来事を経験したことが分かり、存在を身近に感じられる。それは、能力者たちを地に足の着いた“普通の人々”として心情を丁寧に描き出し、共感を誘う場面も多かった米ドラマ『HEROES/ヒーローズ』を彷彿とさせる。
3. オリジナルキャラクターによる世界観の広がり
原作は、韓国の有名作家Kang Fullの同名ウェブトゥーンだ。Fullは実写化の条件として「全20話構成」を挙げ、自ら脚本を担当。殺し屋のフランクや、ボンソクと仲良しのバス運転手“イナズママン”を筆頭に、オリジナルキャラクターを登場させ、さらに立体的に世界観を構築。無駄を削ぎ落とし、スピーディーに展開していく漫画版との比較も楽しめるようになっている。
4. 感動ストーリーと激しいアクションの畳みかけ
ラスト3話の大決戦の合間には、それぞれの愛する者たちとの記憶も時折映し出される。派手なアクションシーンによってアドレナリンが分泌され、幾多の回想シーンによって心打たれた。「参ったな」と思ったのが、敵側の物語もまた感動的だったことだ。北朝鮮側も一人ひとりに様々な事情があり、権力者たちのエゴで踊らされ不毛な戦いを繰り返すしかない彼らの状況に胸が痛んだ。
その他、出演者のSNSや会見ニュース
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