1枚1,500円ほどとお手頃価格の中国産うなぎが多いところ、1枚2,500円ぐらいのややお高め国産うなぎが多いところと、各スーパーによって品揃えは異なる。ただ、国産であっても“天然”と記載されている商品は見つからないので、どこも基本的に養殖のものばかりを扱っているようだ。(あるかもしれないが、今のところ私は見かけていない)
これらのうなぎたちは、大抵、発泡スチロール製パックか真空パックに入って売られている。前者はラベルに生産地や価格が記されているだけ。後者は、パッケージの裏面に2種類の温め方(湯煎調理と電子レンジ調理)が紹介されていることが多く、料理下手としては少し安心する。
湯煎は、真空パックを開封せず、沸騰させたお湯の中で温めるだけ。小さいサイズなら3分ほど、大きめサイズなら5分ほど。電子レンジは、うなぎを袋から取り出してお皿に移して温めるパターンと、真空パックのまま温めるパターンがあるので、どちらの方法なのか注意深く読む必要がある。いずれにせよ、小さいサイズなら1分ほど、大きめサイズなら1分半ほどで完成だ。
「うなぎは専門店で食べるべき」という考えで生きてきたが、それから月日は何年も流れている。「スーパーでも、国産うなぎならいけるかも?」うなぎ欲が最大限に達した際、そう思ってこの機会に爆買。購入したのは、品揃えが豊富だったイオン。家族にも協力してもらい、食べ比べもしてみた。(※価格帯が違うため、横並びに比較できないことはあらかじめご了承頂きたい)
■目次
1. TOPVALU 鹿児島県産 うなぎ蒲焼 2,680円
2. TOPVALU 鹿児島県産 うなぎ蒲焼 2,480円
3. イオン限定うなぎ蒲焼 静岡県浜名湖 2,780円
4.(株)薩摩川内鰻 鹿児島県産 2,380円
5. 山田水産 宮崎産 炭火焼 鰻蒲焼 1,680円
1. TOPVALU 鹿児島県産 うなぎ蒲焼 2,680円

トップバッターは、イオンのプライベートブランド「TOPVALU」独自のうなぎ。オリジナルのタレと山椒が付いている。発泡スチロール製パックに入っているので、お皿に移し替え、ラップをふんわりとかけてレンジで1分半ほど温める。


長さ29cmと、今回購入したものの中で最大の大きさだった。食べてみると、肉厚でふっくらとした食感。

公式情報によると、うなぎを快適な環境で手間暇かけて育て、抗生物質や合成抗菌剤不使用の無投薬養殖を行なっているとのこと。確かに、うなぎ本来の味が口に広がって美味しい。
こだわりのはタレはやや濃いめに感じたが、山椒をかけるとバランスが良くなった。
2. TOPVALU 鹿児島県産 うなぎ蒲焼 2,480円

お次は、おそらく中身は1と同じ。同様にオリジナルのタレと山椒が付いている。冷凍食品なのでこちらは解凍が必要だが、真空パックなのでレンジ調理でも湯煎調理でもOKだ。この日は夕方に購入し、30分ほど常温で放置してから調理したので、他の湯煎調理品と同じく、そのまま5分湯煎しただけで食べることができた。

長さは26cm。1と大差ない味なのだろうと思いきや、食感が異なり驚いた。こちらの方が弾力を感じられる。

パッキングの問題なのか、調理法の違いなのか、その要因は謎だ。ふわふわ食感が好みなら1を、もっちり食感が好みなら2をオススメする。
3. イオン限定うなぎ蒲焼 静岡県浜名湖 2,780円

プライベートブランドではないが、こちらもイオンの限定商品。真空パッケージの裏には調理方法が記載され、パック自体には切り口も付いており、親切な商品作りに好感を持てる。

タレと山椒は付いていなかったが、商品に対する自信の表れによるものだろう。さすがうなぎの名産地、圧倒的な美味しさ! うなぎの旨みが詰まった一枚で、かといって臭みもなく、そのまま何も付けずともご飯が進む。

同価格帯の他商品と比べ、長さ25cmでタレ&山椒なしと割高ではあるが、リピートするのなら本商品だなと思った。
4.(株)薩摩川内鰻 鹿児島県産 2,380円

1・2と同じく鹿児島県産のうなぎ。真空パッケージなので湯煎調理で温められる。こちらも3と同様、裏面に調理方法が書いてあって親切。独自のタレ・山椒も付いていた。


長さは26cm。うなぎのふっくら度は1位だったが、タレに少し癖がある。みりんの分量が多いのか、やや甘じょっぱさが気になる。もし九州エリアの味がお好みであれば、逆にドンピシャかもしれない。

5. 山田水産 宮崎産 炭火焼 鰻蒲焼 1,680円

どうやら1~4と同じぐらいの規格の2,480円のものもあるらしいが、あいにく私が足を運んだイオンには売っておらず、22cmサイズのものを購入。発泡スチロール製パックなので、お皿に移し替えてふんわりラップをかけ、電子レンジで1分半ほど温めてから実食した。

こちらも、1・2同様のイオンオリジナルのタレ・山椒付き。小骨の存在を感じるが、しっかりとしたうなぎで、食べ応えはダントツだった。
