BiSHの元メンバー・セントチヒロ・チッチのエッセイ『いままでも これからも』(KADOKAWA)が、12日発売された。
6月29日、東京ドームに集まった約5万人のファンを前に解散したBiSH。フロントマンでもあったメンバーのセントチヒロ・チッチが約8年間の活動を経て、初めてその胸中を語った1冊。
チッチは、東京都八王子市に生まれ、家族の影響を受けてテレビマンになる夢を経てアイドルグループに加入。BiSHオーディションに合格してからの、華やかでも孤独で、押しつぶされそうなプレッシャーの中で活動を続けてきたチッチの半生が、一切脚色することなく彼女らしいありのままの言葉で、赤裸々に綴られている。一人の女性が東京ドームの舞台に立つまで、どのように成長し今に至ったのかが、つぶさに知れる内容だす。
メンバーの才能を知り、自分の能力を知る実力主義の世界で誕生した「セントチヒロ・チッチ」。表現者として生きる上で必要なこと、その苦しみや葛藤、時には逃げ出したい気持ちも吐露し、メンバーやスタッフに救われ、BiSHに夢を懸けた彼女の半生から「生きるとは何か」といった学ぶべきものが多い1冊となっている。
BiSHであった4月に彼女のBiSH時代のルーツである下北沢で撮影を敢行。快晴のなか、思い出の場所を巡りながら撮影したグラビアを巻頭ページと巻末に掲載。衣装を変えながら、活発で元気なチッチをロケで、内面と向き合う静かなチッチを屋内で撮影。フォトグラファーは、数多くの女優、アイドルを撮影している桑島智輝氏だ。