16日放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、12日に亡くなったタレント・ryuchell(りゅうちぇる)さんを追悼した。 冒頭から30分以上を追悼特集にあてた同番組。MCの爆笑問題・田中裕二によると、当日出演予定で、ロケも含めて交渉中の訃報だったという。同番組のスタジオ出演は21回、VTRに45回出演していたryuchellさんは“サンジャポファミリー”と言える存在。 番組VTRでは、その軌跡をたどる。2016年初登場から20年11月、文化人ryuchellとしての「おもちゃに性別はない」発言や、報道番組にも登場したシーンも。出演のたびに耳に残る言葉を残してきた。21年8月、沖縄を訪れ「人がひとでなくなるのが戦争」。21年5月、コロナ禍の原宿で「助けを求めながらやっていく」。去年8月の離婚時には「新しい家族の形」。今年1月には「もっと自分を出したい」と自身のLGBTや性自認のカミングアウトしたことまで…。 VTR後に相方・田中からコメントを求められた太田光は「これは突き放しているような言い方になりますけど、今生きてる人が大事だと僕は思うので。色々原因はSNSがどうこう、とかは言われてますけども、本当のところはわからないのでね。彼の思いは」とコメント。「とにかく、今生きている人を守るっていうことを1番に考えるべきじゃないかなと思います」と神妙に思いを語っていた。●日本いのちの電話ナビダイヤル 0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル 0120-783-556(午後4時~午後9時※毎月10日は午前8時~翌日午前8時)