「フレッシュネスバーガー」のパクチーチキンバーガーとは？
好き嫌いが大きく分かれるパクチーは、商品化として全面に打ち出すにはリスクがある香味野菜だろう。そんななかフレッシュネスでは、昨年のパクチーチキンバーガーのヒットを経て新たなパクチーバーガーを登場させた。食欲が落ちる蒸し暑い夏、“酸っぱい・辛い”で元気になれるパンチのあるグリーンカレーとトムヤムクン味の2種だ。
昨年同様、バーガーからこぼれる盛りだくさんのパクチーをサンドした見た目のインパクト、肉厚チキンを引き立てる下味や、スパイシーなソースは今年も健在だ。2商品共通して、チキンはプリっとジューシーな肉厚感がある若鶏の上もも肉（サイ）を使用し、チキンの下味には、隠し味として白みそを使い、味の深みを出したという。また、衣にはコリアンダー、バジルなど8種のスパイスを配合して香り高い味わいに仕上げている。
また、パクチーは1倍、3倍とサンドする量を選ぶことができ、3倍量はなんと15g。写真は3倍量だ。国産の新鮮なパクチーを心いくまで堪能できる量である。（パクチーが苦手な方はリーフレタスに変更も可能。）
まろやかでキレのある辛さ！パクチーチキンバーガー グリーンカレー
「パクチーチキンバーガー グリーンカレー」は、ピりっとキレのある青唐辛子の辛さを感じつつ、パクチーの独特の苦みと香りがインパクト大なのだが、ココナッツミルクのコクをしっかりと味わうことができるため、ただストレートに辛いだけではない、まろやかな味わいが特徴的だ。肉厚チキンの衣はザックっと揚がっており、クリスピーな食感とソースが良く絡む。
さらに香ばしく揚がった揚げ茄子が、意外にもチキンと同じくらいの存在感があり、良いアクセントになっている。他にも、トマトやスライドオニオンがトッピングされている。また、ソースにはタイ料理に欠かせないナンプラーを使用しているため、本場感をより演出しているように感じた。さらに、店内にある「ガーリックスプレー」を振りかけることで、味変を楽しめる。こちら、強めのガーリックの香りが食欲をそそる商品で、一押ししたい食べ方だ。
トムヤムスープをソースで再現！パクチーチキンバーガー トムヤムクン
新登場の「パクチーチキンバーガー トムヤムクン」は、タイ料理のなかでも人気が高いトムヤムクンスープをソースで再現した商品。辛みと酸味、パクチーとの苦みとのバランスが丁度良く、後引く味わいだ。ソースには、赤唐辛子の辛み、ライムの酸味、レモングラスの香りに加え、エビペーストのコクが伝わり、本格的なトムヤムクンスープを食べているようである。ソースの印象が非常に強いため、チキンの存在感は負けるのではないか？と懸念したが、決してそんなことはない。2口目には、ジューシーチキンをしっかり感じられ、ソースとの相性の良さを感じた。また、大ぶりなヤングコーンがサンドされており、コリコリ食感と甘さが良いアクセントになっている。
こちらのバーガーにも、トマトとスライドオニオンがサンドされており、様々な風味を楽しめる。因みに、味変にはカレーパウダーをおすすめしたい。スパイシー感が増し、最後まで満足度高く食べきることができるだろう。
注文を受けてから揚げる熱々のチキン。パクチーのインパクトに負けない、本格的な辛さと酸っぱさ、コクを楽しめる二つの本格バーガー。筆者は、それぞれのトッピングである揚げ茄子とヤングコーンが、今回の商品の完成度を高めている影の立役者であると感じた。是非パクチー3倍量で注文してみてはいかがだろうか？
※筆者プロフィール
渡邉香織
全国各地、ジャンクフードから高級フレンチ、赤提灯にコンビニ飯までジャンル問わず、ひたすらリサーチと食べ歩きを繰り返してます。いえなかグルメ、手土産グルメにも自信あり。皆さんが本当に知りたい情報、心を込めてお伝えします！
