同作は、週刊少年ジャンプ(集英社)1990年42号から1996年27号まで連載された、井上雄彦氏の人気漫画の映画化作品。12月3日の公開からロングラン上映が続いており、海外でも話題を集めている。イベントには、湘北高校バスケ部・宮城リョータ役の仲村、三井寿役の笠間、流川楓役の神尾、桜木花道役の木村、赤木剛憲役の三宅が登場し、湘北メンバー5人が揃った形となった。
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公開から5ヵ月が経ち、反響を尋ねられると、仲村は「本当に凄くて」とコメント。年末年始に出身地の沖縄に帰った際は「サインが山積み」だったそうで、「SLAM DUNKの凄さを改めて感じました」と続けた。この春に中学生になった甥がいるという笠間は、その甥がSLAM DUNKを「自分の宝物」のように思っているエピソードを語った。一方、神尾は80歳に近い父親が2回観に行ったことを告げ「年代、関係ないんだな」と感じたことを振り返った。木村も「子どもたちから直接『観たよ』という声が届いていて、嬉しい限りです」と声を弾ませた。「僕の周りも反響がすごく大きかったです」と振り返った三宅は、「ちょっとだけ悔しいこともあったんですよ」といい、“映画、観ました”と声を掛けられる度にその人が自身が演じる赤木ではなく他のメンバーのファンだったというオチを付けて会場を盛り上げた。
湘北高校がインターハイで対戦する山王工業高校の河田雅史役の声優・かぬか光明が会場に来ているというサプライズがあった。客席に座ったかぬかからも「忖度なしで山王で気になるメンバーを教えてください」との質問が飛び、仲村は河田と回答。「漫画を読んでいるときから思っていたのですが、あの巨体でプレーは繊細だし、パワープレーもするのですがちゃんと知略的なプレーをしているところに、本当に山王のキーマンなのだなと。大黒柱です」と理由を語った。神尾の一番気になるメンバーは沢北栄治とのこと。一番最後のアフレコが沢北役を演じる武内駿輔と一緒だったそうで、「2人とも満足ですか?」と声を掛けられ「やり切りました。何か修正があったら連絡ください」と答えた思い出を紹介した。
イベントの最後、仲村は「湘北メンバー5人でこうやって立つことができて本当に嬉しかった」と目を輝かせた。「次回とかあったらぜひ、山王メンバーも」と付け加え“山王メンバー集結”に期待を寄せた。