女優・戸田恵梨香が15日、トークエッセイ『彼女』(ワニブックス)の発売を記念してオンライントークイベントを開催した。
イベントにはインタビューを担当したスタッフが登場。「印象に残っているのは深夜に沖縄から送られてきた直筆の文章」と言い、戸田が沖縄のホテルでメモ帳10枚にわたって書きつづった内容があまりに衝撃だった上に、「捨てようかと思っている」と知り慌てて止めたというエピソードを披露した。それを受け戸田は「あの時は携帯にメモをするとかではなく書かずにはいられなかった」と語り、“自分の気持ちを書く”こと自体も10年以上振りだったと語った。
スタッフとの裏話トークの後は、ファンからの質問に答えるコーナーへ。時々出る関西弁への指摘には「身近な人と話す時はかなり関西弁です」と回答。また、20代のうちにやっておいたほうがいいことを教えてほしいとのメッセージには「私はこれがやりたいという思いがあまり出ない人だけど、ひとつだけ言えるのは、今やりたいと思ったことはやったほうがいい。映画もこれが観たいと思った時に観た感想と、そうでもない時に観た感想ではまるで違ってきます。やりたいと思うことは今の自分にとって必要な心躍ることなのだから、諦めずにやってほしいです」とアドバイスした。
イベント最後に戸田は「みんなにとってこの本が救いになったらいいなと思うし、迷った時には同じように迷っている人がいると感じてもらえれば。ひとりじゃないって思ってほしいです。だから、何か不安になったらこの本と私を思い出してくれたらいいなと思います」とメッセージを送った。