18日21時からは、「NHKスペシャル“中流危機”を越えて」が総合テレビで放送される。
今回は「第2回 賃金アップの処方せん」。所得が沈み込み日本経済に暗い影を落とすなか、番組では所得の上昇につながる成長産業を生み出すため、社員の学び直し“リスキリング”に取り組む日本企業や、正社員と非正規雇用の格差を縮めようと努力する小売業大手の最新の動きを紹介していく。
また、海外も取材。ものづくり国・ドイツは、企業のリスキリングや企業間の労働移動のための職業訓練に国をあげて取り組み、半年前まで自動車工場で働いていた労働者がIT企業に転職し給料アップが見込まれるなど、改革が進んでいるという。国民一人あたりのGDPが日本の1.4倍のオランダでは、労働者の半数近くがパートタイムだが、正社員と同等の時間給や手当がもらえ、各方面で豊かさを享受している。日本復活のカギを握る所得中間層の底上げ策とは何なのか?