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15日『北京オリンピック』(Eテレ、NHK総合)が放送。女子ショートプログラムで日本勢が健闘した。
日本勢で最初にリンクに立ったのは河辺愛菜。初のオリンピック出場となった彼女は冒頭に挑んだ3回転半ジャンプで転倒したものの、その後は立ち直り、62.69点で15位。
それに続いたのは、同じく初出場の樋口新葉。冒頭に組み込んだトリプルアクセルを鮮やかに決めた。これまでオリンピックの女子フィギュアでトリプルアクセルを成功させたのは、伊藤みどり、浅田真央、長洲未来(米国)、そしてカミラ・ワリエワ(ROC)という4人。これに続く5人目の快挙を成し遂げた。
樋口は続くトリプルルッツ、トリプルトール―プのコンビネーションも危なげなく着氷。ただしこれが回転不足と判定されるなど自己ベストの79.73点には及ばず、73.51点で5位。
最終滑走となったのは、2度目のオリンピックとなる坂本花織。冒頭でキレのあるダブルアクセルを決めると、着氷後のスピードも素晴らしかった。トリプルフリップ、トリプルトーループも高さ十分。最後まで集中力が途切れることなく、滑るごとにダイナミックさが増していった。だがリンクを降りた後は最終滑走のプレッシャーから解放されたのか涙を見せる場面も。得点は自己ベストを更新する79.84点で3位につけた。また1位は、ワリエワが82.16点で1位となっている。女子フリーは17日に行われる。