実はサイドメニューに力を入れている店の評判が高いように、サラダバーも侮ってはいけない重要な評価ポイント。にもかかわらず、ここに気を配っているレストランチェーンは意外と少ない。
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そんななかでブロンコビリーのサラダバーは高得点を取ることができるものだと実感する。季節によって内容が変わる配慮はもちろんだが、内容の珍しさもおそらく店の評判を挙げている要因のひとつにもなっているだろう。
この時期、実際にどんなものが用意されているのか紹介しよう。
まず筆者が気に入ったのが「パクチーとチキンのアジアンサラダ」。蒸したチキンをサラダに使ったというだけで他店のサラダバーではあまり見かけないものなのに、さらにそこに人気のパクチーを加えているのは贅沢。ほか、レタス、ミニネギ、水菜、赤パプリカを特製オイルソースで和えている。パクチー好きは2回はお代わりできるサラダかも。
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次になかなか見られないのは「鈴かぼちゃの松前漬け風豆腐」。松前漬けは北海道人にはなじみのあるものだが、数の子、スルメ、昆布を醤油味で漬けたもの。ブロンコビリーではサラダバーで北海道フェアを開催しており、その一環で提供されているものだ。豆腐とかぼちゃの薄切りで和えているのも珍しい。
「北見産赤玉ねぎと赤野菜のサラダ」も新鮮だ。甘すっぱいシャキシャキ感が特徴的で、北見産赤玉ねぎにレッドビーツ、レッドキャベツのピクルスを加え、北海道特産のシーベリーを使ったドレッシングで仕上げている。
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サラダバーで定番のパスタも「北の大地のカルボナーラ」に変更されている。こちらは美瑛産コーン、北見産赤玉ねぎ、パンチェッタやソースにまで北海道産を使用したもの。
ほかにも「北海道産秋鮭と3種の大根サラダ」、甘酸っぱいハスカップ味の「北海道特産物ハスカップゼリー」など、サラダバーが楽しくなるものばかりだ。
ちなみに、レタスに関しても普通は1種類のところを、「パリパリレタス」と「ロメインレタス」といった2種類が用意されているのも珍しい。
サラダバーは、デザートも置かれているので女性の目もきびしいところ。各チェーン店、サラダバーの充実が期待される。