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13日、『2021NHK杯フィギュア』(NHK総合)が放送され、女子フリーで坂本香織が優勝。大会2連覇を果たした。
昨日のショートでパーソナルベストに迫る得点でトップに立った坂本。この日、最終滑走となった彼女はダブルアクセルなど華麗に着氷。さらに後半に持ってきたのは、3回転フリップからの3回転トーループ。この連続ジャンプも決めるなど、ジャンプの高さ、回転の速度など全てにおいて安定した演技を魅せた。ただし、滑り終えて戻る際、思わずつぶやいた「怖かった」という声がマイクに拾われるというハプニングもあった。
ショートプログラムと合わせて223.34点をマークした坂本はこれで連覇達成。点数が出た途端、笑顔が弾けた。来月の「グランプリファイナル」出場を決めた。
インタビューでは「ちょっとずつ、危ない部分はあった」としながら、「このNHK杯という舞台で大きなミスなく終えたことが一番、嬉しい」と吐露。リンクを降りたときの「怖かった」という一言については「ショートの時より緊張していた。最初のアクセルでちょっと傾いてしまったので、ちょっとヒヤッとした」と明かした。
さらに今後について「ショートにしろフリーにしろ、まだ伸びしろがある。もっともっとシーズンベストを更新して、シーズン後半に向けてできるようにしたい」と、貪欲な姿勢を見せていた。