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フジテレビ・榎並大二郎アナが、19日放送の『Live News イット!』(同系)の中で、あるニュースに対して涙をこらえきれない場面があった。
千葉県でコロナに感染した妊娠8ヵ月の30代の妊婦が自宅療養中に産気づいたものの、入院できる病院が見つからないまま出産し、赤ちゃんが亡くなっていたことが分かった。
自宅療養中だったその女性は一昨日の朝からお腹の張りや出血があり、かかりつけ医や保健所などで入院調整が行われたが、入院先が見つからないまま自宅で早産。赤ちゃんは搬送先の病院で亡くなったという。女性は14日から呼吸が苦しいといった中等症の症状があり入院調整が続いていた。女性の命に別状はない。
このニュースについて、元NHK解説委員でコメンテーターと柳澤秀夫と話をしていた榎並アナ。「妊娠8ヵ月といえばもう、赤ちゃんも1000グラムぐらいまで育ってきているはずなんですよね」と切り出すと、「だから適切な、あの…ごめんなさい」と声を詰まらせ、「あの…適切な医療を受けていれば、もう助かる命だと…。すみません…」と、下をうつむいた。
これに柳澤が冷静に、「もしこの妊婦さんが、入院できていればもっと早い対応が取れていたかもしれない。そのことを関係している方は肝に銘じていただきたいと思いますね。医療の連携さえできれば、本当に助かった命だということを。事が起きてからでは遅いんですよね」と解説。
続けて、「現場の方いろいろ苦労されていると思いますけど、早急に医療の連携を、『二度と繰り返さない』という思いを胸にして体制をとっていただきたいと思います」と求めた。
だが、柳澤の解説の間も榎並アナは、涙をこらえきれず、すすり泣き。最後に「……すみません。病床の確保と地道な感染対策だと思います」と、何とか振り絞っていた。