爆笑問題の太田光が、MCを務める18日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、東京五輪開催を巡り、反対派から国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に批判が集中している状況に異論を唱えた。 コロナ禍の中での東京五輪開催について「説明していないのは日本側だよね。バッハさんは歓迎される側だから、バッハさんに批判が行くのは俺は違うような気がする」と話した太田。「広島に行ったときも批判が出た。あの日はアメリカの核実験の日だったので配慮が足りないというが、バッハさんはドイツ人。ドイツの人たちは日本と同じ敗戦国で、戦争を後悔する人なのは確か。バッハさんが平和を望むために広島を訪れた気持ちは批判されるべきじゃない」と指摘した。 太田はまた、バッハ会長が小池百合子東京都知事らと面談した際、フリー記者から「うそつき」と暴言を吐かれるトラブルがあったことについても、「周りにいた小池さんやらは傍観しているじゃないですか。バッハさんがこれだけ批判されるのを、管さんは何も言わずに傍観している。しかしバッハさんを招いて、歓迎会をやろうとしているのは日本ですよ。日本がやりたいといってオリンピックを始めて、1年延期して管さんがまたやろうと、小池さんもやろうと言ってやってるわけで、何でそれをバッハさんのせいにするのか。日本は植民地じゃねえぞというけど、それこそ植民地根性、被害者根性だ」と力説した。 さらに太田は「管さんはなんで黙っているんだ。あれはだんまり男爵ですよ」と語り、批判の矛先はきちんとした説明をしない日本政府に向けられるべきとした。