現在放送中の月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)で、14日放送の最終回に佐々木蔵之介のゲスト出演が決定した。
同ドラマは、民放連ドラ初となる刑事裁判官が主人公のドラマ。竹野内豊演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍が描かれる。
出演の決まった佐々木だが、月9ドラマに出演するのは『シャーロック』(2019年10月期)以来、約1年半ぶり。今回佐々木が演じるのは、大物議員を父に持つ、衆議院議員の安斎高臣。事件の鍵を握る政界の有力者・安斎が、みちおの前に立ちはだかる。最終回でみちおたちが扱うのは、大学生の笹岡庸介(菅原健)が自転車事故によって起こした重過失致傷事件と、イバタ工業の地下鉄工事中に起きた落盤事故による業務上過失事件。
その地下鉄工事とは、安斎が開発プロジェクトリーダーを務める大型複合施設に関連するものだった。納期に間に合わせるために、イバタ工業が深夜に違法な工事を行い、機材搬入用のガードフェンスを路上に置いたことが自転車事故の一因となった可能性が浮上し、2つの事件は併合して審理されることになる。落盤事故で亡くなった本庄昭(大西ユースケ)の遺族は日常的な過重労働を訴えるが、イバタ工業や元請けの鷹和建設の職員たちはそれを否定。証言が食い違う中、裁判の争点である“過重労働の有無”を巡り、安斎が何らかの事情を知っているはずだと考えたみちおたちは、彼を証人として法廷に呼び出すことを決める、という緊迫感のあるストーリー。
佐々木は、「私は、衆院議員 安斎高臣役としてイチケイの皆さまと法廷で対峙しました。竹野内さん演じる入間みちおの、内面から溢れ出るやわらかな物腰とあたたかな眼差し。今、被害者が何を必要としているのか?また、被告人に何を伝えてあげたらよいのか?ゆったりと穏やかに、そして強い信念のもと、入間みちおの“正義”がやさしく心地よく伝わって来ます。証言台で思わずグラつきそうになりましたが、そこは踏ん張り演じました。最終話の“職権を発動します”を楽しみにしています」とコメントを寄せている。