のんが、11日放送の『NHKニュース7』に生出演。10年を迎えた東日本大震災への思いを語った。
同局の岩手県の北三陸地方を舞台にした連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年度上半期)のヒロインを務めたことをきっかけにして、今も東北の被災地との交流や支援を続けている、のん。
「今日をどんな気持ちで迎えたか」と聞かれると、言葉を選びながら「(震災は)10年経っても昨日のことのように思い出せる出来事」と答えつつ、「すごく緊張していた」と明かした。
この後、彼女は被災地のドキュメントを1時間に渡って見守り続けた。その途中、自身も3.11について回顧。帰宅途中に地震を経験したというのんは帰宅後、テレビに映る東北の惨状に「衝撃を受けた」と語った。
番組最後にコメントを求められると、「あの日から10年経ちますが、あの日、生きていた身として、忘れてはならないなと思っています」と決意。さらに東北について「素敵な物や場所がたくさんある」と告げ、「たくさんの方に東北に訪れていただけたら」と望んだ。
一方でコロナ禍で旅行が難しい今にも目を向けつつ、「安全に外出できる日が来たら、東北の場所、自然、空気に触れていただけたらなと思います」と重ねて訴えていた。
SNS上からは「のんちゃんの言葉 ひとつひとつ しっかり伝わりました」「のんは、いつもちゃんと自分の言葉で語れて凄いな。 伝わってくる」といった声が寄せられている。