古市憲寿が、21日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)に出演。菅義偉首相に強い憤りをぶつけた。
昨日、菅義偉首相は衆院本会議の代表質問で「日々の感染状況などを把握し、専門家の意見をうかがいながら判断をしてきた」とした上で、「根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたとは考えていない」と言及した。
続けて番組では、コロナに感染したものの、病院に入院できず、自宅療養を余儀なくされている視聴者の撮影映像が届いた。そこには強い倦怠感のため、流しにたまった洗い物も片付けられず、またトイレに行くまでにも相当な時間がかかる様子が映し出されていた。
このようなコロナの現実を見た古市は「どの方にするかというのは現場判断でいろいろある」と、病院に入る陽性患者は判断が分かれるとしながらも、「すごいトンチカンだと思うは、こういう方がいる中で、国会では何が議論されているかというと、入院を拒否した人に懲役刑を科そうという議論がされている」と訴えた。
続けて「もしベッドが余っている状況で、病院から脱走している人が相次いでいるならその議論も分かるが、ベッドが足りてない、入院できていない人がいる中で懲役刑を科そうと言う罰則の議論ばかりが進んでいるのはおかしい」と疑問。そして「国民を脅しのように動かしているのが気持ち悪い」とした上で、「菅政権に失望してますね」と声をあげていた。
15日、厚生労働省は、コロナ患者が自治体からの宿泊療養などの要請に応じないケースが出ていることから、入院勧告に応じなかった場合は罰則を科すことができるようにするとしている。また合わせて懲役刑も議論がされている。