フリーアナウンサーの神田愛花が10日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、NHKの新人アナウンサー時代、アイコラと呼ばれる合成画像のネット流出で全国ネットの番組出演のチャンスを逃した経験を告白した。 番組では、芸能人の映像を合成したディープフェイクポルノの流出元が摘発された事件が話題に。神田は「私にも一回経験がある」と話し、NHKに入局して最初に配属されたローカル局時代の体験を明かした。当時、NHKにはアナウンサーの登竜門とされる東京発の全国ネット番組があり、その番組ではメインの女性アナウンサーが夏休みを取る際、ローカル局のアナウンサーが推薦されて代役で出演することになっていた。神田は上司からその推薦を受けたものの出演には至らず、上司に理由を尋ねたところ、「水着姿で四つんばいになっている写真がネット上に1枚だけあった。本物かどうかは別として、それがある以上は難しい」と説明されたという。 神田自身はそのような写真は撮っていないが、そのアイコラ画像がネット上に存在することは知っていたといい、「本当じゃないから気にしていなかった」としながらも、「そうした写真で人生が変わってしまうこともある。あまりに似ている写真だと追い詰められてしまう人もいるのでは」と警告した。 フジテレビの久代萌美アナウンサーも、アイコラについて「アナウンサーはけっこうある。自分のはけっこう雑な加工だった」としながらも、「こういう技術が進化したら、勝手に変なイメージが付いてしまう」と心配した。