演出家の宮本亜門が27日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演し、若い頃に俳優として劇団四季のミュージカル『コーラスライン』のオーディションに合格したものの、主宰者の故・浅利慶太氏の逆鱗に触れ追い出されたエピソードを明かした。 『コーラスライン』に合格し、必死に稽古していたある日、浅利氏に呼ばれ、「四季に入るか」と言われた宮本。「僕は本当に申し訳ないけど、四季に入るためじゃなくて『コーラスライン』をやるために来たんです」と答えたところ、浅利氏が「お前今何と言った?」と怒り出したという。宮本が再び「コーラスラインを…」と答えようとすると、浅利氏に「何を言ってるんだ、お前は!」と怒鳴られ、結局追い出されたという。 この話を聞いた劇団四季出身の俳優・市村正親は「だからこそ、のちにこうやって会ってるんじゃないの」と、この出来事がその後の宮本の演出家としての成功につながったことを指摘した。