不慮の事故で、視力と家族を失った明香里(吉高)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)。小さな偶然から出会ったふたりは次第に惹かれあい、暗闇だった人生に再び光が射すような幸せな日々をおくる。だが、彼らの出会いは、決して偶然ではなかった。過去の事件の影が、逃れられない宿命となって二人を引き裂いていく。吉高が演じるのは、不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようと奮闘する明香里。一方、横浜はかつて世界大会での優勝経験を持つ空手を生かし、今作のために10キロ増量して肉体を改造。見事なアクションシーンを演じている。
解禁されたメイキング写真は、目が見えないという難役に挑む吉高と入念なやりとりをする三木監督を写した一枚や、物語の重要なシーンとも呼べる海岸のシーンで横浜へ演出する姿を捉えたもの。三木監督と吉高は『僕等がいた』以来8年ぶりの再タッグとなるが、吉高は「三木監督とは、迷っていること、これは違うかもしれないなと感じたことなど、お互いになんでも話し合える間柄で、それはありがたいことだと思っています。すぐに走ってきては『こういう感じ』と微妙なニュアンスを直接伝えてくださるので、大変わかりやすかったです」と強い信頼関係がうかがえるコメント。
さらに、今回が初となる三木組へ参加した横浜も、「一つのシーンを、いろいろな角度からたくさん撮ることによって、その場面の登場人物たちの心情を大事に作ってくださる監督で、ご一緒していて非常に心強かったです」と三木監督に厚い信頼を寄せた。
映画『きみの瞳が問いかけている』は、10月23日公開。