日曜劇場『テセウスの船』(TBS系)に殺人犯役として出ていた、せいや。これがドラマ初出演だったという。そこで彼は「家で何回も(セリフを)練習した」と述べ、ずっと大声で「アイツは死んだ!妹!小学生で死んだ!」と全力で叫んでいたという。
すると、ある日玄関のチャイムが鳴ったという。「警察ですけど……」という声にドアを開けると、「『小学生、小学生、死んだ、死んだというヤバい奴がいるっていう通報が入ってきたんですけど、いいですか?』と、刑事7人ぐらいが(家に上がり込んできた)」と回顧。
しかもパトカー3台が駆けつけるほどの騒動だったそうだが、慌てたせいやは「(どうしてそんな言葉を言っていたのか)全部説明した」のだという。さらには「これなんですよ!」と、刑事たちに『テセウスの船』の台本を見せたそう。
すると、その中の警部補らしい中年男性がちょうど同作のファンだったらしく、「あっ(ドラマに)出てるね!結果、知りたくない、知りたくない」とネタバレを恐れて引き上げていったという。だがせいやはこの時、洗いざらい説明してしまったそうで、「警部補だけには(真犯人が)バレました」と笑っていた。