アマチュア無線用ヘッドセットをベースに据えた本格派
「MOTO HS」の製造元はアツデンという企業。アマチュア無線分野では名のしれた存在で、ヘッドホン、マイクロホンとも国内大手音響メーカー、無線機器メーカーへOEM提供をしている会社だ。
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まずは外観。有線接続タイプで、余計なボタンなどが一切ないタイプ。シンプルなヘッドセットで軽く、取り回しも楽。
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マイク部分は角度が可変。顔から一定の距離をとることができ、飲み物を飲んだりしながらでも話すことが可能。装用感は後ほど紹介する。
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スポンジ素材の柔らかなイヤーパッド。
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コード長は約1.2メートルあるので、ゆとりをもって装着可能。コードは固定されており、着脱はできない。
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ヘッド部分にもスポンジ素材が配置されているので、頭が痛くなりにくい。
「MOTO HS」の開発元・アツデンの佐藤基典社長によれば、同商品はアマチュア無線向けのヘッドセットを一般向けに改良したもの。佐藤社長は同商品について「アマチュア無線は音声だけのコミュニケーション。電波の決して良くない状況でも人の声を明瞭に聞く必要がある。その無線通信分野で定評のあるヘッドセットは、テレワーク環境でも十分な音声品質が保てると考える」と自信。早速、実際に使ってみた。
圧倒的に聞き取りやすい音声、離れた相手にも好評
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実際に装着した様子。まず、付けていて疲れにくいというのが第一印象。人間工学に基づいて設計されたというヘッドバンド部分は締めつけ感が強くないのに不思議とずれない。サイズ調整も可能で、子供から大人まで対応するという。
ヘッドホン(スピーカー)は、30mmダイナミック型ユニット搭載で、中音域を重視したモデルとのこと。筆者は現在オンライン英会話を利用しているので、馴染みの教員相手に使ってみたが、これが不思議なほど聞き取りやすい。音楽再生などで重視されがちな重低音域は少し安っぽく聞こえてしまうかもしれないが、話し声(中音域)を抜群に聞き取りやすく作られていることが分かる。
マイクに関して無頓着だった筆者(相手に失礼)。これまでPCの備え付けマイクを使用してレッスンに挑んできたが、今回の「MOTO HS」のマイクは教員からも好評。周囲の雑音を拾いにくい設計のようで、普段は「もう一回言って」とか「ん?」のような反応をされるケースが多いにも関わらず、今回に限っては「聞き取りやすい」「次回からもヘッドセット付けてよ」なんてリクエストまで頂戴した。
アツデンの佐藤社長が「MOTO HS」のマイク品質を実演した様子。動画冒頭、「MOTO HS」のマイクを用いて話した後に、一般的なPCの内蔵マスクを使用して話している(35秒付近)。内蔵マイクは芯のない音声だが、「MOTO HS」のマイクは話し手の声をしっかりと再現していることが分かる。
内蔵マイクは手軽だが、ウェブ会議の最中に大事な部分が聞こえづらいのはストレス。よりクリアに聞こえたほうが、話し合いも捗るはずだ。一度使ったら、手放せなくなりそうな予感。「MOTO HS」は、税別8,500円。アツデンの公式通販サイトで販売中。
※協力:アツデン