3月いっぱいで活動を終了する現役女子高校生7人組ガールズユニット・みぎてやじるし ひだりてはーと(略して、やじるーと)が3月11日(水)、卒業アルバムとなるミニアルバム『また、すぐ会えるよね。』をリリースする。 AbemaTVで配信されている恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」の過去参加者で結成されたやじるーと。昨年8月20日に配信されたデビューシングル「恋しちゃおっか?」が同日の音楽配信サービス「AWA」におけるデイリーチャートで1位を獲得し、約半年の活動でメンバー7人のSNSフォロワー総数が300万人から450万人に達するなど、活躍を続けてきたが、先日突然の活動終了が発表された。 その活動を締めくくるミニアルバム『また、すぐ会えるよね。』は、これまでリリースしたシングル、カバー曲に加え、シンガーソングライター・コレサワからの提供楽曲「サヨナラなんか言いたくない」を収録した記念碑的作品となっている。 今回、メンバーのれいたぴ、ルナ、ゆずにインタビューを行い、ミニアルバムに込めた想い、卒業が決まった時の心境、さらに今後の目標などについて聞いた。-まずは活動終了が決まった時の心境を教えてください。ルナ:レッスン終わりに一人ずつこれからの目標を語った後、スタッフさんから手紙を渡されて読んだら「卒業」となっていて。その瞬間、言葉も出なくて頭の中が真っ白になりました。その時は「えっ、なんで?……」という感じでしたが、今は残された時間、全力を出そうと思っています。ゆず:毎回、やじるーとは(発表が)急なんです。すぐに赤い手紙出してくるんですよ。-それにしても、突然活動終了を告げられるのは驚きますよね。れいたぴ:そうなんですよ。前回は「横浜アリーナでライブします」という発表だったので、今回もライブや新曲など、そっち系かなと思っていたんですよ。みんな、『何の話だろうね』とポジティブに考えていたら、急に卒業っていう。ゆず:私はその時、手紙を読む役でした。初めて手紙を読むのを任されて、結構ルンルンな気分だったのですが、読んだら「卒業」みたいな。そんなことあるのかと思って……「卒業」という言い方はズルいですよね。ちょっと寂しさが和らぐというか。でも、実質的にやじるーととしては集まれないのかなと思うと、すごい心に穴があいたような気持ちです。ルナ:でも、ここで終わりじゃないから。終わっても個人個人でも教わったことを忘れずにやっていったらいいかなって。ゆず:やじるーとは終わらないよ。-そんな中、最後の作品となるミニアルバム『また、すぐ会えるよね。』がリリースされます。れいたぴ:これまでリリースされたのはすべてアプリ内での配信シングルで、CDになったのは今回が初でした。「ついにCDを出せるんだ」と思えてうれしかったです。ルナ:アルバムになると手元に残るので、それによって、たとえば将来結婚して子供ができた時に「こういう活動をしていたんだよ」と言えますし、何よりも、自分がやじるーととしてちゃんと最後までやり切ったという実感がわきそうです。ゆず:今回のアルバムの曲は、リリース順に並んでいます。初めの頃の曲は、「聴きづらいな」という部分が自分でもわかって「録り直したい」と思うのですが、これはこれで思い出なので良いかなと。あと、アプリだと検索をかけないと出てこないけど、CDとしてレコードショップに並ぶことで、多くの人の目に留まって、私たちのことを知ってもらえるきっかけになればとも思っています。-ミニアルバムの聴きどころは?ゆず:どの曲も本当に好きで選べないのですが、コレサワさんが提供してくださったリード曲の「サヨナラなんか言いたくない」は、私的におすすめです。コレサワさんは10代から20代の女性を中心に人気があって、もちろん、以前から私たちもみんな知っていて。多分、女子高生みんな知ってるよね?れいたぴ&ルナ:もちろん!ゆず:で、歌詞一つひとつがポエムみたいに聴こえて、卒業と恋愛、両方の意味で捉えられる世界観がすごくて、コレサワさんらしい曲になっているのでぜひ聴いてほしいです。-コレサワさんの楽曲を歌うにあたってプレッシャーはありましたか?ルナ:すごくありました。私には元気に歌ってしまう癖があって、コレサワさんのように感情を込めた歌い方ができるのか不安でした。特に今回の楽曲は、「悲しい」「優しい」という感じの歌い方だったので。だから、歌っている時は自分の恋愛を想像するなどして、どうにかして気持ちが入るよう努力しましたね。ゆず:でもルナは、曲の最後のほうで追い上げができるような歌い方をしていて、めちゃめちゃ合っているんですよ。麗華も麗華で、ド頭の「サヨナラなんか言いたくないけど」という歌詞をもらっているのですが、この入りがマジですごくて。れいたぴ:いや~、歌が得意なほうではなかったので……-得意ではなかったのですか?れいたぴ:そうですね。今までのシングルではあまり自分のパートがなく、歌うところといえば、歌詞というより合いの手の部分で、「メロメロ~」とか「クラクラ~」とか「ヘイ!」とかでした(笑)だから今回、こんな大役に選んでいただいて、こうやってメンバーにも褒めてもらいとてもうれしいです。-やじるーと卒業後、お仕事での目標はありますか?れいたぴ:コスメのプロデュ―スをしたいです。「このコスメあったら良いのに」というコスメが全然ないので、自分で開発していきたいと考えています。先輩にあたる益若つばささんもコスメのプロデュ―スをしていたので、憧れますね。ルナ:今より、自分の見せ方とか出し方とか研究してもっと輝きたいです。目標としてはまずスタイルブックを作りたくて。大きい目標はないのですが、小さい目標に向かってコツコツやっていきたいです。ゆず:私、本当にやりたいことが多すぎるんですよ。幼稚園の時から女優さんとアーティストになりたかったので、やじるーとに入ったことでアーティストという夢には一歩近づけたんです。あとは、女優さんも目指したいのですが、やじるーとで色々なことを経験してしまうと、歌う活動も続けたいと思えてきて。-では、プライベートでの目標は?れいたぴ:留年しないこと!美容学校に行かせてもらっているのですが、本当に今危うくてギリギリで、レポートがあと58枚、スクーリングが33時間も残っているんですよ。進学するためには、それを残り2ヶ月で終わらせなくてはいけないので、頑張らないと!ルナ:とりあえず、寝坊しないようにしたいです。最近疲れすぎてアラームが聞こえないんですよ。で、今日もれいたぴちゃんに電話してもらったりしたんですけど、自力でパッと起きれるくらいになりたいです。ゆず:まずは大学へ進学して資格を取りたいです。もし、国際系の学科に入るのなら教員免許、法学部に入るのなら、叔父さんが弁護士ということで昔から憧れがあるので、弁護士の免許を取りたいです。欲を言えば、語学と弁護士の勉強を両立して、海外で活躍する弁護士になれたらカッコいいですよね。とにかく今は、色々なことに手を出してみたい。今もその気持ちが表れてて、学校で、ダンス部とESS(イングリッシュ・スピーキング・ソサイエティ)部を2つ掛け持ちしてやっています。-ちなみに今のマイブームはありますか?れいたぴ:手相です。いつか人の手相も見られたらと思って本を買ったのですが、そもそも馬鹿過ぎて漢字が読めないという(笑)ルナ:変な趣味なのですが、冷蔵庫の中に水とバナナの豆乳を貯めるのが好きです。スーパーでバナナの豆乳があった絶対5個くらい買って帰って、ストックしていくのが好きです。バナナの豆乳だけじゃなくて、香水やリップとか色んなものを集めちゃいます。ゆず:端的に言うと、YouTubeと英単語を覚えることです。YouTubeだと、アカペラ動画をよく投稿している「やっちまい家」さんという2組YouTuberが好きです。声質が全然違う2人なのですが、その2人がハモリをきかせて歌うことでお互いの良いところが強調されていて、そういうのが自分もできたら良いなと思ってハモるのをひたすら練習しています。大学ではアカペラサークルに入りたいですね。れいたぴ:大学に行こうと思わないなぁ。こういう考えを自分も持ちたかったです。ルナ:私も。勉強がマジで嫌い過ぎて。覚えたいと思うけど、何回ノートに書いても覚えられないし、1回聞いたことがスッと抜けていくんですよね。まぁ、勉強しなくても何やかんや生きれるかなって。-れいたぴさんとルナさんは勉強が苦手なのですね。ルナ:苦手ですね。音楽が5段階評価の5なのですが、他は全部2か1ばっかりです。れいたぴ:私はオール1でしたね。数学とかテストも受けていなかったので、斜線でした、評価にもならないという(笑)ゆず:テストは受けて!(笑)でも、テストとか勉強って、点数に表れるから楽しくない?-平野さんは昔から勉強が得意だったのですか?ゆず:1年生の時はすごい馬鹿で、学年最下位近かったんですよ。でも、やじるーとに入ってから成績が伸びました。歌手活動を許してもらう代わりに、お母さんと「学業もしっかりする」と約束したので。「じゃあ、全部やるわ」となって、部活ももう1個増やそうと思い、ダンス部に入ったりもしました。そのダンス部は校長先生に交渉して私が作ったんですよ。全部やり切ったら、親に何も言われないだろうなと思って。で、正味、「モテるかな」という考えもありました。勉強もスポーツも何でもできたら完璧やん!みたいな。-実際、モテましたか?ゆず:いえ、全く(笑)-最後に、残り少なくなった活動への意気込みや、ファンの方に向けてメッセージをお願いします。れいたぴ:今回、「サヨナラなんか言いたくない」の最初の2フレーズを任せていただき、既に聴いてくれたファンの方からは「本当にれいたぴなの?」「誰が歌ってるのかわからなかった」と言ってもらえました。応援してくださった皆さんに恩返しができたと思えるような楽曲になったので、この曲を聴いて「やじるーと卒業、寂しいな」と思ってもらえればうれしいです。ルナ:卒業するまでにリリースイベントなどでライブをする機会がまだ残されています。そこに向けて、初めてライブをした時と比べて「レベルが上がった」と思ってもらえるように、気を緩めずにレッスン以外にも自主練などして全力でやりきりたいです。絶対に観に来てくれたみんなを惚れさせて見せます!ゆず:リリイベに来てくださった皆さんを最大限楽しませたいです。また、私たちのことを忘れてほしくないという想いもあり、みんなの中で生き続けるやじるーとでいたいです。卒業とはなるのですが、私たちの中で活動に期限はありません。やじるーとは永遠です。■リリースイベント情報下記会場にて、ミニライブと、ご予約者(ご購入者)対象の特典会を実施予定。3月31日(火)第1部:13:00スタート 第2部:16:00スタート(東京都会場)三井アウトレットパーク多摩大澤ファクトリーアウトレッツB街区 フェスティバルステージ※オフィシャルHPで確認のことhttps://www.universal-music.co.jp/migiteyajirushi-hidariteha-to/