おなじみの楽曲「ブレックファスト・イン・バグダッド」に乗り、最初のトリプルアクセルを無理なく決めた紀平。続くトリプルフリップ、トリプルトウループのコンビネーションも危なげなくクリア。今シーズン故障のため回避していたトリプルルッツも完璧で、スピン、ステップ全てレベル4を獲得した。
シーズンベストはグランプリシリーズカナダ大会で記録した81,35点だったが、今回はそれに近い81,18点をマーク。圧巻のトップスタートとなった。
試合後のインタビューでは、安堵の笑顔を浮かべながら「しっかりアクセルを綺麗に決めることができた」と振り返りながら「フリップ、トウループはもう少しスピードと流れがあったら良かった」と課題を見つけた様子。怪我で封印していたトリプルルッツについては「不安はあったが、しっかり決めることができた」と手応えを感じていた。
フリーでは4回転も注目される。このまま独走なるか。なお坂本花織は4位、そして樋口新葉が5位につけている。