芸能人が転校生となり、3日間だけ学生生活を過ごす青春ドキュメント。高橋は埼玉・大宮の高校へ転校し、仕事の合間を縫いながら“同級生”と授業を受けたり、放課後はプリクラを撮るなど濃密な時間を過ごした。
その中で部活をサボり気味になってしまい、行きたくても行けないと悩む男子の悩みに乗ってあげたり、仲良くなった女子の家に招かれて食事をともにするなど、いつしかクラスに溶け込んでいった。
最終日となる3日目、同級生が企画したお別れ会で挨拶を求められた高橋は、14歳からAKBメンバーとして仕事をしてきたことを挙げながら、「そこからは中学校もちゃんと行っていなかった」「高校も通信制に通っていた」と告白。
さらに目を潤ませ、「みんなが経験してきているような移動教室だったり修学旅行だったり何も経験しないまま大人になりました」と打ち明け、「みんなみたいに学生服を着て楽しそうに学校生活をしている人たちを見ると、とてもうらやましくて……」と声を詰まらせ、「プリクラとかタピオカとか友達と一緒に行ったこともなかった」と涙ぐんだ。
AKBを束ねる初代総監督として8年間走ってきた高橋。激動の人生を選んだ彼女は「本当に楽しかったです。ありがとうございました!」と、笑顔でクラスメートたちに別れを告げていた。