2008年にインド・ムンバイで起きた無差別同時多発テロ、そして人質たちの奇跡の脱出劇を描いた映画『ホテル・ムンバイ』が9月27日より公開される。このほど、同作の本編映像が解禁された。※楽天で「ドライブレコーダー」ランキングをチェックする!【PR】 ホテルに3日間閉じ込められた500人以上の人質の多くが生還を果たしたその裏側には、プロとしての誇りをかけて、宿泊客を救おうとしたホテルマン達の知られざる真実の物語が存在した。同作は、リアルに迫りくる映像、決して折れない登場人物たちの強き信念を描いた感動の実話。 主演を務めるのは、『LION/ライオン~25年目のただいま~』でアカデミー賞にノミネートされたデヴ・パテル。インドの5つ星ホテルで、自らの命を危険にさらしてまで宿泊客の守ろうとする給仕役を熱演する。また、『君の名前で僕を呼んで』『ビリーブ 未来への大逆転』などで知られるアーミー・ハマーが、アメリカ人旅行客デヴィッド役として出演している。 そして、このほど解禁されたのは、ホテル内でテロが起きた直後、宿泊客を守るために行動を起こしたホテルマンたちによる感動の本編シーン。暗闇の中、煙が充満し、銃声が響き渡る不穏な雰囲気のホテルが映し出された後、電話片手にホテル内の従業員と連携を取っているシェフのヘマント・オベロイが映し出される。銃声が止むことはなく、手に汗にぎる緊迫感がひしひしと伝わってくる映像だ。中には、背を向ける従業員や涙を堪えながらホテルに残ることを決意する若者も映し出され、リアルさが伝わってくる。 このシーンで指揮をとるインドの一流シェフ、ヘマント・オベロイは、実際にテロを生き抜き、宿泊客のために奔走した実在の人物で同作の製作にも協力を惜しまなかったそう。彼は、この襲撃事件の3週間後に、爆撃の傷跡が残るホテルの中で、レストランを再オープンしたという。インドの五つ星ホテルが惨状と化した凄惨なテロ事件を、リアルで緊迫感あふれる映像、そしてそこにいた人々勇気をもって切り取った作品『ホテル・ムンバイ』は、9月27日全国公開。