今年度のSAKE COMPETITIONは、「純米酒部門」「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「吟醸部門」「スパークリング部門」「Super Premium部門」「海外出品酒部門」の全7部門で審査が実施。出品は日本国内のみならず、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、スペイン、ニュージーランドといった世界各地からも寄せられた。
集まった出品総数は、昨年を大幅に上回る1,919点。予審会では、日本酒業界の精鋭審査員48名が審査を実施した。審査員の一人である新澤醸造店の新澤厳夫氏は、今年度の出品酒について感想を問われ、「全出品酒の審査を終えて、出品日本酒の品質が、年々上がってきていると感じました」とコメント。Sake World Inc.のジョン・ゴントナーは、今年度の出品酒の出来栄えについて、「落ち着きのある出品酒が多かった印象を受けました。香りだけでなく味わいがまとまっており、日本酒全体にまとまりがあるお酒が多かったです」と語っている。
また、元サッカー選手の中田英寿は審査を見た感想について「回数を重ねるごとに、審査する方々の顔ぶれも変わってきて、審査も厳しくなってきているかなと思います」とコメント。実際にSuper Premium部門の酒を試飲した感想について問われると「今年の傾向としては、非常に厳しい年だったとは思いますが、酒蔵も試行錯誤して仕上げてきていると感じました」と語った。
審査結果は、6月10日にザ・ペニンシュラ東京にて開催される表彰式で発表される。また、表彰式後には、授賞パーティも開催。このパーティは誰でも参加でき、ザ・ペニンシュラ東京の一流シェフが腕をふるうスペシャルディナーと受賞酒を始めとする最高峰の日本酒とのペアリングを楽しむことができる。チケットは現在発売中で、価格は21,600円(税込)。