今作は、1997年公開の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりの新作。物語は、車寅次郎(渥美清)の甥・満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて思いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後が描かれる。別々の人生を歩んできた2人を軸に、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)、そして、くるまやを囲む人たちの今が描かれる。
新たに出演が決まったのは、松野太紀、富田望生、倉島颯良、中澤準、田中壮太郎の5人。いずれもシリーズ初参加となるが、松野太紀と田中壮太郎は近年、山田監督の映画や舞台に出演している山田組の常連。松野太紀はアニメ『金田一少年の事件簿』の金田一一役や、『スポンジボブ』のスポンジボブ役などの声優として著名。田中壮太郎は俳優だけでなく、舞台の演出家として多方面で活躍している。
また、今後さらなる活躍が期待される若手俳優らも出演。今年、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で存在感のある演技を見せ話題となった富田望生や、アイドルグループ・さくら学院を卒業後、本格的に女優として活動をスタートさせた倉島颯良。そして、子役出身の中澤準は今回オーディションで出演を決めた。シリーズの初参加組が、最新作でどのように登場し、お馴染みのキャストたちと絡んでいくのか、注目だ。
『男はつらいよ お帰り 寅さん』は、12月27日より全国公開。