1996年、さんまはドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)に出演。これが田村との初共演となったという。だが、さんまは「普通NGは出すもの」としながら、「田村さんは出さないらしい」と以前から聞いていたそう。
だが、その田村が、さんまと掛け合いをしている時にセリフを噛んだのだという。さんまは、「俺は普通に噛んだなと思って、『はい、噛みました、噛みました。スタッフのみなさーん!もう田村さん噛んだんで、オレNG出しても大丈夫ですねー?』」と周囲を味方につけようとしたという。
その後も「噛んだ、噛んだー」と、はやしたてていたが、場は「シーン」と静まり返り、さんまはADに別室に連れていかれ、「田村さんは噛んだことがないので、ああいうことをおっしゃらないでいただけますか」と注意されたのだとか。
「そうなの!?」と驚くさんまにADは「(田村さんの)初のNGです」と言ってきたのだという。
慌てて謝りに行ったさんま。「どうも先ほどは失礼なことを……」と切り出すと、「うーーーん……大丈夫」と、田村はいつもの調子で反応したのだという。だが、さんまの田村のオーバーなマネに桝太一アナは「本当ですか!?」と怪しんでいた。