ボケは坊主頭のみちお、ツッコミはロン毛の布川ひろき。結成10年目で『M-1』初進出となった。2人はファーストラウンド8組目で登場。みちおが開口一番、「ケンタッキーは骨ごと飲み込みます!」と叫ぶと、会場は何事かと静まり返ったが、『サザエさん』(フジテレビ系)の中島くんや、中島みゆき、木村拓哉など、様々なキャラクターを無理やり「合体」させるという斬新なネタで笑いをさらった。
そんな異次元のネタに司会の今田耕司も「初めて見た……」と驚き。審査員によるジャッジも立川志らくが97点をつけるなど合計633点と意外にも高評価。だが暫定3位のかまいたち(636点)にわずか3点及ばず、そのまま敗退が決まった。
感想を求められた志らくは、2人に対して「なんなんですか、あんたたちは」「意味もまったく分からない」としながら「衝撃を受けた」とコメント。「がっくりしてるのは、もうネタが聞けないということ」と敗退を惜しみ、「私はずっとあなたたちを追っかけますから」と期待を寄せた。松本人志は「めちゃくちゃ面白かった」としながら「もう今日でいいですわ」と切り捨てた。
2本目のネタが、棋士の加藤一二三・九段が土の中から出てくることが分かると、今田も「くそー、ちきしょう、見たいぜ!」と絶叫。辛口で知られる上沼恵美子は「年だからついていけない」としながら「面白かった」と語った。サンドウィッチマン富澤たけしも「2本目の情報聞いたらすごく見たい」と、すでにハマっている様子だった。
SNS上では「2本目も見たかった」といった声とともに、「こんなネタを決勝でやったメンタルすごいわ…」と彼らの精神力をたたえる意見も見られた。