9月18日に胃がんのため逝去した山本“KID”徳郁さん(享年41歳6カ月)のお別れ会が4日、都内の青山葬儀所で営まれた。 山本さんの花祭壇のコンセプトは「エネルギー」「力強さ」「生命力」。山本さんのイメージカラーの「黄色」をメインカラーとし、菊3,000本、カーネーション2,000本のほか、生前山本さんが好んだ南国の花が飾られた。 祭壇中央には、山本さんの所属事務所「KRAZY BEE」のロゴマークにも使用している「二頭鷹」を花で型作り、祭壇横には、山本さんが獲得したトロフィーや、山本さんが描いた絵画が飾られ、寄せ書きコーナーも設置された。 参列者は、喪主で山本さんの父親の山本郁榮氏、姉の山本美優、甥の山本アーセンをはじめ、魔裟斗、須藤元気、武蔵ら多くの格闘技関係者や、田口淳之介、南部虎弾(電撃ネットワーク)、ハチミツ二郎ら生前親交があったタレントの姿も見られた。 親族代表あいさつでは、父親の山本郁榮氏が「徳郁はまだ現役選手でもあり、最後まで弱音を吐かず、ファイターとして旅立っていきました。今は亡き母と一緒に空から、私たちを見てくれていると思います。徳郁に変わり、皆さまに感謝の気持ちを申し上げます。有り難うございました」と述べ、「お別れの言葉」として魔裟斗、山本アーセン選手らがそれぞれ涙ながらに思いを語った。 同会の終了後に、囲み取材に応じた山本美優は「お別れ会というよりは、私の中ではいつも一緒にいるので、今まで有り難うという気持ちを込めた会でした」と心境を語り、「小さい時から“KID”は弟だけど守ってくれてました。“KID”がいなかったら、今の私はなかったですね」と気丈に笑顔でふり返った。 また、最後まで山本さんが病気と闘っていたことも明かすと「本当に最後の最後まで強かったですね。痛いとかそういうことは言わずに、最後まで(美優が選手として)怒られたりしてました。亡くなるときも一緒にいたので…信じられないです」と沈痛な思いを言葉にした。 ともに同じ時代に闘い、しのぎを削った魔裟斗は「本当に残念でなりません。お互いに格闘技が好きで、いつか二人で酒でも飲んで話したかったけど、実現しなかったのが残念です。最後まで現役選手、お疲れさまでした。今までありがとう」と、天国の山本さんにメッセージを送った。 熱狂に包まれた2004年年末の山本さんとの対戦については、「一番の思い出です。あの時の試合が、唯一楽しいと思った試合でした。真っ向勝負で、すごくアドレナリンが出て、(山本さんは)体重も僕よりもだいぶ軽かったんだけど、真っ向勝負で来るところが“KID”らしいなって思いましたね。あまりにも早かったけど、(天国で)ゆっくりしてほしいです」としのんだ。 同じく対戦した須藤元気は「本当に残念です。病気には勝ってほしかった…」と悔やみ、武蔵も「オーラがあってギラギラしていて怖いなって感じたのは、“KID”が初めてでした。会えなくなって残念です」とコメントした。 南部虎弾は、「癌だって聞いたんだけど、本人がどうしても医者に行くのが嫌だっていうので。気功とかそういう方で直したいという方針だったから、何かできることがあればしてあげたかったんだけど…」と化学療法は受けていなかったことを明かすと、「笑顔が忘れられないね。(お別れ会は)ずっと泣いてました」と悲しみをにじませた。
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