今年6月に封切られてから9月30日で公開100日目を迎えた同作。現在300館以上の劇場で上映されているが、上田監督は公開71目目の舞台挨拶で「(自分を含めてキャスト・スタッフの誰かが)1日も欠かさず舞台挨拶に立っている」と言及。「そんな映画、多分ないと思う」と語った。また「ほぼゲリラ舞台挨拶」と明かし、「行ける人が行く」とも。
同作で撮影スタッフ役・谷口を演じた俳優・山口友和は、上田監督が「率先して(舞台挨拶に)行くんです」とし、「それを見てると、言われなくてもやろうってなる」と、監督の映画愛が他のキャストも動かしていると話した。
そんな上田監督は子どもの頃から映画が好きだったそうで、町に1軒だけあったビデオショップに通いつめ、年間100本以上の映画を観たという。しかも鑑賞後、感想をノートにびっしりと書き、「この映画が教えてくれること」も記述。そして、「映画を浴びるように観ているうちにカメラを回したくなった」と話し、高校生の時から、完全独学で映画製作をスタートしたと振り返っていた。