サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会のグループH最終戦が28日行われ、日本は強豪ポーランドに0-1で負けたが、セネガルにフェアプレーポイントで差をつけ、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を決めた。 SNS上ではアディショナルタイムに自陣でボール回しに終始した日本に賛否の声が起きている。 自力でのリーグ突破を目指したい日本だったが、59分にポーランドに先制点を献上したあとは勝機を見いだせず、攻めあぐねた。だが後半から、セネガル・コロンビア戦の戦況を意識したパス回しが増え始め、3分のアディショナルタイムではさらにボールを回すだけの状態に。 試合会場のヴォルゴグラードは地鳴りのようなブーイングが巻き起こった。試合はそのまま終了。だが、日本と得失点差・勝ち点ともに並んでいたセネガルが敗れたと同時に、警告数も日本が4に対し、セネガルが6とフェアプレーポイントで明暗がわかれるという異例の展開で、日本が決勝トーナメントに進出。 この試合運びに対してSNSでは賛否が巻き起こった。否定派は「負けてるのに時間稼ぎするという謎のフェアプレー」「この時間稼ぎ、フェアプレーポイントマイナス1000点くらいでしょ」「こんな試合しか出来ないんじゃダメじゃん」「負けてる方が時間稼ぎっていう珍プレー」「最後まで闘ってたのはセネガルだけだったね」といった意見が寄せられた。 一方で、「立派な戦略だよ。批判する人もいると思う。でもそれは選手たちが一番わかってる」「決勝リーグでいい試合を見せてくれ。素晴らしい闘いのための犠牲、投資と思わせてくれ」と、次に期待するユーザーも多かった。 また、母国のために勝利はしたものの、日本の決勝進出を図らずも手助けした形となったポーランドには、「ポーランド空気よんでくれたじゃんいい国すぎでしょ」などといつた称賛の声も多かった。