AIが写真撮影をアシスト
ファーウェイは、「Mate 10 Pro」でAI専用プロセッサを搭載したチップセットを採用しましたが、P20/P20 Proもそれと同じ「Kirin 970」を搭載しています。カメラでもAIの恩恵を受けられます。
例えば、普通の「写真」モードでカメラを被写体に向けるだけで、文字、夜間、フードなど19種類のカテゴリで500種類以上のシナリオを自動的に判断。写真モードとカメラ設定を選択してくれます。また、強力な手ブレ補正機能「HUAWEI AIS(AI Image Stabilization)」によって、夜間撮影も手持ちで本当にきれいな写真が撮れます。この補正は機械学習によって、より精度の高いものになっていくそうです。






もちろん基本性能もハイスペック
P20/P20 Proの魅力はカメラだけではありません。Kirin 970のパフォーマンスは高く、バッテリーは大容量で長持ち。独自の高速充電「HUAWEI SuperCharge」で30分で58%までの充電が可能です。AIによって、通話時のノイズも軽減します。また、Googleとの強力なパートナーシップによって、GoogleアシスタントがP20/P20 Pro用にカスタマイズされているほか、高度なAR機能を実現するGoogleのARプラットフォーム「ARCore」をいち早くサポートしています。
顔認証への対応や、ファーウェイ端末とパソコンやMac間でファイルをやり取りできる「HUAWEI Share 2.0」の転送速度が96Mbpsまでアップしたこと、モニターと端末をケーブル1本でつなぐだけで、パソコンのように使える「PCモード」に対応していること、HWA(Hi-Res Wireless Audio)に対応していること、Dolby Atmosを搭載していることなどが紹介されました。デュアル4G&デュアルVoLTEのデュアルSIMにも対応します。



ポルシェデザインの「Mate RS」も発表
同時に、ポルシェデザインとコラボレートした「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate RS」も発表されました。日本での取り扱いはありませんでしたが、ファーウェイは過去、「Mate 10」でもポルシェデザインバージョンを出しています。

Mate RSは、P20 Proと同様にライカトリプルカメラを搭載。また、端末が高温になりすぎないために、航空宇宙冷却技術であるマイクロカプセルPCMを、スマホとして世界で初めて搭載しました。さらに、Mate RSは背面のほか、ディスプレイ内に指紋認証センサーを搭載しています。曲面スクリーンの6インチ有機ELディスプレイを採用し、カラーはブラックとレッドの2色です。


最後に価格が発表されました。P20は649ユーロで、P20 Proは899ユーロです。また、Mate RSは高額で、ストレージが256GBモデルが1695ユーロ、512GBモデルが2095ユーロです。いずれも日本での発売は言及されていませんが、P10/P10 Plusが販売されていることを考えると、P20/P20 Proは投入されそうです。期待しましょう!













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