26日放送の「ビビット」(TBS系)に、元フィギュアスケート選手の村上佳菜子が出演。引退前の苦悩を明かした。 2014年のソチ五輪で総合12位という結果に終わった村上。その後は「毎年最後」「毎年最後」と思いながら1年1年を過ごしてきたという。だが、平昌オリンピックまでには「絶対辞めると決めていた」と語った。 インタビュアーのディレクターから、「それはどうして?」と問われると、「『絶対自分はそこまで頑張れない』ということが分かってたし、下から若手選手が出て来てたっていうのもある」と話し、「醜い姿を見せるよりは良いところで終わったほうがいいかなと思って」と理由を述べた。 「つらくて泣いたことは?」と聞かれると、「毎日しょっちゅう泣いてました私。毎日がつらかったです」と心境を吐露。「やりたくても出来ない。やろうとして練習しようとしても体がついてこない“もどかしさ”。でも試合は迫ってくる。追い込まれすぎて鬱みたいになってた」と当時を振り返った。 そんな彼女を支えたくれたのが親友でありライバルでもあった浅田真央。村上が「下から追い上げられるのがつらい」と彼女に悩みを相談すると、「やってきた数や経験は佳菜子のほうが豊富だから」「フィギュアスケートはジャンプだけじゃないよ」などと励まされるたび、頑張ろうと思えたという。 2017年4月に競技生活を引退し、現在はプロフィギュアスケーターとして活躍する村上。「もうちょっとこうしていれば頑張れたのかなというのはあるんですけど」と語りながらも「悔いはない」とし、「戻ってもう1回やり直したいっていう気持ちは全くない」と未練はないと明言。 今後の目標を聞かれると、「表現が好きなので舞台が出来たら良いな」。「女優さんですか?」と問われると、「そう言われると、そこまではと思っちゃうんですけど挑戦してみたいみたいなとっていう気持ちはすごく強いです」と笑っていた。