イベントの会場は例年通りバルセロナ市内の国際展示場「Fira Barcelona Grand Via」。今年も2,300を超える出展社が集まった。日本からはソニーモバイルやNTTドコモ、オンキヨーに富士通などの企業が出展している。また毎年のようにサムスン電子やファーウェイ、エリクソンにノキアなどお馴染みの企業が大規模なブースを構えている。


今年のMWCでは2019年に商用化が実現すると言われている「5G」や、AI(人工知能)、ボイスインタラクション、コネクテッドカーなどの展示が注目されている。新端末としてはサムスンが「Galaxy S9/S9+」、ソニーモバイルが「Xperia XZ2/XZ2 Compact」を発表した。

昨年秋頃にはバルセロナが属するカタルーニャ州がスペインからの独立運動で熱気を帯びていたが、幸いバルセロナの街は筆者が知る限りいつも通りの穏やかな雰囲気に包まれている。ただいつもの年よりも気候はやや肌寒いように感じられる。

MWC2018の会場は初日からいつもに増して賑わっているが、会場に入るためのセキュリティがやや強固になっていた。そして今年は謎の“ゆるキャラ”が登場。「MWCグッズ」の売り場までできていた。期間中は現地から出展の様子をレポートしたい。

