世界最大級のIT・モバイルの見本市「MWC2017」が閉幕した。今年もソニー「Xperia」やLG「Gシリーズ」の新しいフラグシップが発表され、会場は連日大いに盛り上がった。今年のMWCでスポットライトを浴びた新製品を振り返ってみよう。 一番の注目株はソニー「Xperia Xシリーズ」の新しい最上位機となる「Xperia XZ Premium」だ。4Kテレビの高画質技術として注目される「HDR(ハイダイナミックレンジ)」の技術を、4Kディスプレイと一緒に搭載した製品はこれが世界初。カメラユニットも一新され、新たに960fpsのハイフレームレート撮影・超スローモーション再生の機能や、シャッターを切る直前に動いた物体を検知して4フレーム分の静止画を常にバッファしておくという「先読みキャプチャー」機能など、スマホによる写真撮影を楽しくする機能が新しく加わる。本機のほかにもディスプレイをフルHDにした弟機「Xperia XZs」や、6.0型の峡額縁ベゼルを採用する「Xperia XA1 Ultra」など注目の4機種を一斉に発表。このうちどの機種が日本上陸となるのだろうか。 LGエレクトロニクスはフラグシップモデルの「LG G6」を発表した。画面のアスペクト比が18対9というユニークなディスプレイを搭載。Amazonプライム・ビデオの動画再生に最適化したサイズ感が、動画配信サービスの映像視聴をより快適なものにするという。本機もディスプレイはHDR対応だ。背面には引き続きデュアルレンズカメラを搭載。5.7インチなのに、片手持ちに馴染んで操作がしやすいところも嬉しい。LG G5が日本で発売されなかったので、最新モデルはぜひ日本にもやってきて欲しい。 サムスンは今回スマホの「Galaxy Sシリーズ」のMWC発表を見送った。だが、新たに仕切り直しとなった発表日は実はそれほど遠くはなく、3月29日にベールを脱ぐことになりそうだ。代わりにMWCで発表されたのは9.7インチのAndroidタブレット「Galaxy Tab S3」。本機もHDRモニターを搭載したほか、約0.7mmのペン先と同等の繊細な線・図形を描画できるスタイラス「Sペン」を搭載。オーディオ再生はオーストリアの老舗ブランドであるAKGがチューニングを行っているので、本体内蔵のスピーカーで迫力溢れるサウンドが楽しめるのも特徴だ。このほかにWindow 10搭載のタブレットPC「Galaxy Book」が発表された。どちらの製品も使い勝手は良さそうだが、既にiPadとSurfaceが熾烈な闘いを繰り広げる日本市場に割って入ることができるのか、国内発売に関するアナウンスの有無に注目だ。
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