機内に乗り込み、ゲートクローズしてタキシングが始まったところで、CAから機内アナウンスが入る。「離陸の約5分後から、着陸の約5分前まで、無料のWi-Fiが使えます。ビデオプログラムも用意していますので、ぜひご利用ください」といった内容だ。

接続方法は難しくない。機内モードはONのままで、Wi-FiをONにし、「gogoinflight」というネットワークを選択する。

ネットワークに接続したら、まずブラウザを開く。以下の画面が表示されたら、「接続」ボタンを押す。その後簡単な認証画面が現れ、接続完了となる。この手順はPCでも同じだ。

接続が完了したので、まずはPCで「RBB SPEED
TEST」を試してみることにしたのだが…、何度試しても「ただいま測定中」の画面から変化することがなかった。ブラウザを変えたり、再起動したり、思いつく手段は取ったのだが…。
そこで、スマートフォンで試してみることにした。RBB SPEED
TESTのアプリで測定を開始する。すると、以下のような結果が出た。思ったよりも悪くない結果だが、pingの応答が遅いようだ。

離陸して間もなくだったので、接続している人が少なかった可能性がある。そこで、しばらくたったのちに測定を試したところ、今度は何度やっても測定エラーで結果までたどり着かず。今回は満席でもあるため、機内の接続数に大きく左右される可能性はある。

ブラウジングもしてみたが、おおむね問題なく閲覧できる。ただ時折、画像を表示するのにひっかかる感じがあり、計測結果にもあったが、応答時間の長さがここに現れているのだろう。メールについては、多少の待ち時間は感じるが実用上は問題なく利用できる。LINEもストレスなくやり取りできた。またこのサービスは、動画ストリーミングサービスには対応していないという制約があり、試しにYoutubeにアクセスしてみたが、非常に表示が遅く、動画が始まらない。視聴は困難だ。

いっぽう、JALおすすめのビデオプログラムは、非常に快適に視聴することができた。体感的には480p程度の画質で、スマートフォンで見るにはストレスはなく、遅延もまったく感じない。番組ラインナップも、バラエティや短めのドラマ、アニメなど多彩だ。おそらく機内のリソースに接続していると思われるが、これは十分に利用価値があると感じた。

結論としては、メールやメッセンジャーのやり取りはさほどストレスなく行えるが、ブラウジングはサクサクとまではいかず、機内の接続数にも影響されそうだ。そして動画については、インターネット経由のストリーミング動画の視聴は非対応、という注意書きの通り、視聴は難しかった。前述の通り、JALのビデオプログラムは非常に快適なので、こちらを楽しむのが正解であろう。