■5.2インチの「Xperia XZ1」
「Xperia XZ1/SO-01K」はXperia Zシリーズの流れを組む、約5.2インチの高機能スマートフォン。OSには最新のAndroid 8.0“Oreo”を発売時からプリインストールする。発売時期は11月上旬。カラーバリエーションはムーンリットブルー/ウォームシルバー/ブラック/ビーナスピンクの4種類。

機能や性能については既に他のキャリアが発表したXperia XZ1の内容と概ね変わりないが、ドコモ版は4CA、最大受信速度788Mbpsの高速ネットワーク対応になる。
端末の特徴は強化されたカメラ機能。最新の「Motion Eye」カメラユニットを搭載し、思いがけない瞬間を先読みして撮影できる機能に笑顔認識が加わった。約0.2秒の瞬間を、6秒間のスロー動画として再生しながら楽しめる960fpsの「スーパースローモーション」を搭載。子どもや動物など動く被写体をきれいに撮りたい時に便利な「オートフォーカス連写」もXperiaシリーズとして初めて実装している。
単眼カメラでオブジェクトの3Dキャプチャーが楽しめるソニー独自開発のアプリ「3Dクリエーター」をプリインストールした。人の顔を360度/180度、または食べものや自由造形の立体スキャンができる。人の顔は連動する3Dアバター作成アプリを使ってアバターキャラにしたり、待ち受け画面用の“マチキャラ”として設定が可能。3Dプリンターで扱えるファイルに書き出して、オリジナルフィギュアもつくれる。

【動画】3Dクリエイターでキャプチャーしたオブジェクトのイメージ
ディスプレイはフルHD解像度のHDR対応。Netlfixで配信されているスマホ向けHDRコンテンツなどがより高精細な映像で楽しめる。本体内蔵のステレオスピーカーも音圧を50%アップした。

ボディは背面と両側面を1枚のメタルプレートから成形。見た目の美しさだけでなく、曲げ負荷などにも強い高耐久仕様としながら、薄さは7.4mmに収めた。


■4.6インチ コンパクトモデル「Xperia XZ1 Compact」
約4.6インチの「Xperia XZ1 Compact」もAndorid 8.0、4GBのメインメモリーを搭載して、様々なアプリやエンターテインメント系コンテンツが快適に楽しめる手のひらサイズのコンパクトスマホだ。CPUはXperia XZ1と同じクアルコムの最新高性能プロセッサー「Snapdragon 835/MSM8998」としている。4×4 MIMOには非対応なので、最大受信速度は644Mbpsまでになる。


Motion Eyeセンサーを搭載するカメラユニットはXZ1と同等の仕様。本機はさらにフロント側のカメラを超広角仕様として、セルフィ撮影にも強いコンパクトスマホとして魅力を打ち出している。3Dクリエイターもプリインストールしている。
発売時期は11月中旬。カラーバリエーションはホワイトシルバー/ブラック/ホリゾンブルー/トワイライトピンクの4色。

■XZ Premiumに新色「ロッソ」
このほかにも、2017年の夏モデルとして発売された「Xperia XZ Premium」の新色“ロッソ=赤”が発表された。俗称“フェラーリレッド”に近い、鮮やかな赤色が本体の背面だけでなく、全面ディスプレイ周囲のベゼルにまで採用されている。


スペックは既発売のモデルから変わらず、4K/HDR対応の高精細なディスプレイを特徴としている。3Dクリエイターアプリや、進化した先読み撮影、オートフォーカス連写の機能については本体基幹ソフトウェアのアップデートによって「Xperia XZ Premium」に追加対応を予定する。