「海外へ頻繁に出かけるユーザーをサポートすることもnuroモバイルの課題だった」とした細井氏は、株式会社ビジョンが提供する海外Wi-Fiルーターレンタルサービスの「グローバルWiFi」と組むことを発表。nuroモバイルユーザーであれば、グローバルWiFiの端末レンタルを優遇するというもので、受け渡しの手数料が無料になるほか、利用料金についても通常価格の15%が割り引かれる。12月末までの申込みは通常料金の20%オフになる。
なお海外でも利用できるSIMカードを提供する考えについて、記者に訊ねられた細井氏は「現在のところはまだWi-Fiルーターの方が広く使われているようだが、SIMカードについてもこれからの課題と考えている」と答えた。
■nuroモバイル取り扱いの新端末が追加に
nuroモバイル取り扱いの新端末も発表。新たに「ZenFone Zoom S」「ZenFone Live」「NuAns NEO [Reloaded]」とモバイルWi-Fiルーターの「+F FS030W」が加わる。細井氏はミドルレンジクラスの端末を中心に充実させて、ユーザーニーズを広く捉えていきたいとした。なおグループ会社であるソニーモバイル製の端末がいまだラインナップに加わってこないことについて、記者から指摘を受けた細井氏は「ユーザーの声を聞いて判断したい」という答えを返すまでにコメントを控えた。
![「ZenFone Zoom S」「ZenFone Live」「NuAns NEO [Reloaded]」がnuroモバイルの端末ラインナップに加わった](/imgs/zoom/572025.jpg)
端末購入時の代金支払い方法も拡充される。新たにヤマトフィナンシャル株式会社の宅急便コレクトを追加して、ユーザーが商品の配達時に端末代金が支払えるようになる。支払い方法には現金、クレジットカード、電子マネー(全国の交通系ICカードなど/楽天Edy/nanaco/WAON)のほかデビットカードが選択可能。分割払いにはクレジットカードのほかにも24回払いの口座引き落としが選べる。通信サービスの利用料金については従来通りクレジットカード1本になるが、他の決済方法については「次のステップとして検討していきたい」とした。
■ユーザーそれぞれに必要なサービスを積み上げて設計できるところが強み
nuroモバイルには大手キャリアや他のMVNOサービスにはないユニークな時間プランがある。昨今は大手キャリアも安価にデータ通信を使えるプランを発表しているが、nuroモバイルのビジネスに及ぶ影響について記者から問われた細井氏は「今のところ直接的な影響はないと受け止めている。nuroモバイルは基本のメニューセットから、ユーザーが必要に合わせたサービスを“積み上げる”かたちで設計できるところが他社にない魅力」としながら、「これまでにあったサービスをより充実させたため、多少メニューの品揃えが増えてしまったが、nuroモバイルではこれからもシンプルでわかりやすく、ユーザーに期待されるサービスを適切な価格で提供していきたい」と意気込みを述べた。