『今、ブームだからこそ食べて欲しい 発売当時、売れなかったあの味を再発売』というコンセプトが何とも気になったので、今回実際に食べてみた。なおい、パッケージはいたって普通だが、「黒歴史復活!」の文字と、各商品に対する担当者が書いたと思しきメッセージが書かれている点に、怨念めいたものを感じる。では、早速いってみよう。
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まずは「カップヌードル サマーヌードル」から。同商品は、1995年の発売当時、"レモングラス" がレモン味と誤解されたために売れなかったそう。昨今、エスニックブームが到来していることから、今回商品化を決めたそうだ。
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普通のカップヌードルと同じく、お湯を注いで3分間待つとこんな感じに。この状態では分かりにくいが、食べ進めていくと、赤みがかったスープが印象的な商品だ。
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食べてみた感想としては、普通に美味しい。トムヤム味で辛味はそこまで強くなく、やや酸味があり、食欲をそそる。たしかに、当時何故売れなかったのか、逆に聞きたくなるような商品だ。個人的には3商品の中で一番好きなのがこの商品だった。
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次に、「日清のどん兵衛 だし天茶うどん」を食べてみる。この商品は2002年の発売当時、だし、天ぷら、お茶づけを組み合わせた商品コンセプトが伝わらずに売れなかったそう。
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早速作って食べてみると、この商品もなかなか美味しい。わさびがフワッと香るので、本当にお茶づけを食べているかのような、あっさりとしたうどんに仕上がっている。関西人向きの薄味商品で、食欲が減退しがちなこの季節におすすめしたい商品だ。
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最後は、「日清焼そば熱帯U.F.O.」。2002年の発売当時、商品名から味の想像がつかずに売れなかったそうだが、作ってみるとわかる通り、タイの屋台で食べる「パッタイ風」の焼そばに仕上がっている。
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全体に赤みがかかった仕上がりだが、見た目ほど辛くはなく、誰でも食べやすい印象。食べ進めるうちに甘辛いソースが癖になり、何とも箸が止まらない商品だ。
なんともコメントしづらいほど、"普通に美味しい"3商品。ぜひ一度、ご賞味あれ。